トップ10シードのチチパスとフリッツがともに1回戦で予選勝者に敗れる番狂わせ [USオープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が予選勝者のダニエル エライ・ガラン(コロンビア)に0-6 1-6 6-3 5-7で敗れる番狂わせが起きた。試合時間は2時間48分。

 フラッシングメドウに5年連続出場となった24歳のチチパスは、2020年と21年の3回戦進出が最高成績。第3シードとして臨んだ昨年は、3回戦でカルロス・アルカラス(スペイン)に3-6 6-4 6-7(2) 6-0 6-7(5)で惜敗していた。

 金星を挙げたガランは次のラウンドで、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を2-6 1-6 6-2 6-4 6-4で破って勝ち上がったジョーダン・トンプソン(オーストラリア)と対戦する。

 そのほかの試合では第21シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)、親友のタナシ・コキナキス(オーストラリア)を6-3 6-4 7-6(4)で退けた第23シードのニック・キリオス(オーストラリア)、アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)、バンジャマン・ボンジ(フランス)、ジャック・ドレイパー(イギリス)、ペドロ・カチン(アルゼンチン)、クリスチャン・ガリン(チリ)、予選勝者のブランドン・ホルト(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。

 第10シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)は元世界ナンバーワンのトレーシー・オースティン(アメリカ)を母に持つ24歳のホルトに7-6(3) 6-7(1) 3-6 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。フリッツの母も元トップ10プレーヤーのキャシー・メイ(アメリカ)で、これは地元アメリカの2世対決でもあった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○9ニック・キリオス(オーストラリア)[23] 6-3 6-4 7-6(4) ●10タナシ・コキナキス(オーストラリア)

○11バンジャマン・ボンジ(フランス)7-6(1) 6-1 5-7 3-6 6-2 ●12ユーゴ・アンベール(フランス)[WC]

○19アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)6-4 6-4 6-4 ●20ユーゴ・ガストン(フランス)

○21クリスチャン・ガリン(チリ)3-6 7-6(3) 7-5 6-1 ●22イリ・レヘカ(チェコ)

○29ジャック・ドレイパー(イギリス)6-4 6-3 6-3 ●30エミル・ルースブオリ(フィンランド)

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○34ダニエル エライ・ガラン(コロンビア)[Q] 6-0 6-1 3-6 7-5 ●33ステファノス・チチパス(ギリシャ)[4]

○36ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)2-6 1-6 6-2 6-4 6-4 ●35ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)

○50ブランドン・ホルト(アメリカ)[Q] 6-7(3) 7-6(1) 6-3 6-4 ●49テイラー・フリッツ(アメリカ)[10]

○52ペドロ・カチン(アルゼンチン)6-4 6-3 5-7 1-6 7-6(10-6) ●51アルヤズ・ベデネ(スロベニア)

○56ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)[21] 3-6 7-6(3) 6-1 3-6 7-5 ●55トマーシュ・マハーチュ(チェコ)[Q]

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写真◎Getty Images

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