今年最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月29日～9月11日／ハードコート）の男子シングルス2回戦で、第13シードのマッテオ・ベレッティーニ（イタリア）がラッキールーザー（予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手）のユーゴ・グルニエ（フランス）を2-6 6-1 7-6(4) 7-6(7)で倒してベスト32に進出した。試合時間は3時間25分。

　フラッシングメドウに5年連続出場となる25歳のベレッティーニは、2019年のベスト4がこれまでの最高成績。第6シードとして臨んだ昨年は、準々決勝でノバク・ジョコビッチ（セルビア）に7-5 2-6 2-6 3-6で敗れていた。

　新型コロナウイルス（COVID-19）に感染して前年に準優勝を飾っていたウインブルドン（イギリス・ロンドン／グラスコート）の欠場を余儀なくされたベレッティーニは、USオープンに先立つ夏の北米ハードコートシーズン2大会でプレーしたが未勝利のまま今大会を迎えている。

　ベレッティーニは次のラウンドで、ワイルドカード（主催者推薦枠）を得て参戦したエミリオ・ナバ（アメリカ）を5-7 6-3 6-1 6-0で破って勝ち上がった元世界ナンバーワンのアンディ・マレー（イギリス）と対戦する。

　前日に雨で中断していた男子シングルス1回戦最後の2試合では、ロベルト・カルバレス バエナ（スペイン）とジェイソン・クブラー（オーストラリア）が勝利をおさめた。

　そのほかの試合では第4シードのキャスパー・ルード（ノルウェー）、第12シードのパブロ・カレーニョ ブスタ（スペイン）、第18シードのアレックス・デミノー（オーストラリア）、ペドロ・カチン（アルゼンチン）、ワイルドカードで出場したJ.J.ウルフ（アメリカ）、ラッキールーザーのコランタン・ムーテ（フランス）が3回戦に駒を進めた。

　第21シードのボティック・ファン デ ザンツフープ（オランダ）はムーテに4-6 6-1 2-6 4-6で敗れ、2回戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー（予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手）

男子シングルス1回戦｜試合結果

○108ロベルト・カルバレス バエナ（スペイン）6-1 6-3 4-6 6-2 ●107ジャウメ・ムナール（スペイン）

○117ジェイソン・クブラー（オーストラリア）5-7 6-4 6-2 6-4 ●118ミカエル・イーメル（スウェーデン）

男子シングルス2回戦｜主な試合結果

○15J.J.ウルフ（アメリカ）[WC] 4-6 7-5 6-4 6-3 ●13アレハンドロ・タビロ（チリ）

○17パブロ・カレーニョ ブスタ（スペイン）[12] 4-6 6-4 6-3 7-6(5) ●19アレクサンダー・ブブリク（カザフスタン）

○24アレックス・デミノー（オーストラリア）[18] 6-3 6-0 4-6 6-2 ●21クリスチャン・ガリン（チリ）

○42アンディ・マレー（イギリス）5-7 6-3 6-1 6-0 ●44エミリオ・ナバ（アメリカ）[WC]

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○48マッテオ・ベレッティーニ（イタリア）[13] 2-6 6-1 7-6(4) 7-6(7) ●46ユーゴ・グルニエ（フランス）[LL]

○52ペドロ・カチン（アルゼンチン）1-6 2-6 6-1 7-6(1) 7-6(10-6) ●50ブランドン・ホルト（アメリカ）[Q]

○54コランタン・ムーテ（フランス）[LL] 6-4 1-6 6-2 6-4 ●56ボティック・ファン デ ザンツフープ（オランダ）[21]

○64キャスパー・ルード（ノルウェー）[5] 6-7(4) 6-4 6-4 6-4 ●62ティム・ファン ライトフォヘン（オランダ）