ジョコビッチがチリッチを下して今季3勝目「素晴らしい経験になった」 [テルアビブ・オープン]

写真は今季3勝目を挙げたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「テルアビブ・ウォータージェン・オープン」(ATP250/イスラエル・テルアビブ/9月26日~10月2日/賞金総額101万9855ドル/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-3 6-4で退け今季3勝目を挙げた。

 今シーズンのジョコビッチはクレーコートのローマとグラスコートのウインブルドンを制しており、2022年に3つのサーフェスでタイトルを獲得した最初の男子選手となった。

「どんな大会でも勝とうとするのが僕のアプローチだ。優勝候補になるため常にいいフィジカルコンディションでいられるよう気を配ってくれるチームメンバーに囲まれていることを僕はうれしく思う」とジョコビッチはコメントした。

「だからこそ僕はここイスラエルにやってきた。タイトルを目指すためにね。15年以上前にデビスカップでプレーしたとき以来だったから、本当に素晴らしい経験になったよ」

 大会を通して一度もセットを落とさなかったジョコビッチは、顔を揃えた危険な相手たちに対して一度もピンチに陥ることなくツアー通算89勝目をマークした。

「僕は今週を通して1セットも落とさず、非常にいいテニスをプレーしたと思う。3ヵ月ほど大会でプレーしていなかったから、いいパフォーマンスをするというのは僕にとって本当に特別なモティベ―ションだった。特にここの人々は本当にフレンドリーで、週を通して僕を応援してくれたからね。来週に向けての大きな自信も得た」

 チリッチは大きな問題に直面することなく勝ち上がってきたが、決勝では終始ジョコビッチに主導権を握られた。ジョコビッチはベースラインからのプレーで相手のサービスゲームにプレッシャーをかけ、各セットで一度ずつブレークしたリードを守りきってチリッチとの対戦成績を19勝2敗とした。

 大会中の9月28日に迎えた34歳の誕生日を勝利で祝ったチリッチは、「誕生日を祝うことができ、僕にとって素晴らしい週だった。これまで僕はこんなに多くの人々と誕生日を祝う機会はなかったけど、次は皆に一杯おごるよ!」と表彰式で語った。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのロハン・ボパンナ(インド)/マットヴェ・ミドルコープ(オランダ)が第3シードのサンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)/アンドレス・モルテーニ(アルゼンチン)を6-2 6-4で下してコンビ初優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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