「日本の皆さんに最高のプレーを届けたい!」1回戦突破のキリオス [楽天ジャパンオープン]

1回戦でツェン・チュンシン(台湾)を退けたニック・キリオス(オーストラリア)(写真◎BBM)


 国内唯一のATPツアー公式戦「楽天ジャパンオープン」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月3~9日/賞金総額210万8110ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのニック・キリオス(オーストラリア)がツェン・チュンシン(台湾)を6-3 6-1で退けた。

 序盤こそ「湿気のせいか、息苦しかった。実戦に慣れる時間も必要で、スロースタートになった」というキリオスは、最初のサービスゲームでブレークポイントに直面する苦しい立ち上がりだったが、切り抜けてキープ。続くゲームではブレークチャンスを生かせず、その後はお互いにキープが続いた。

 キリオスは3ー2から初めて迎えたブレークポイントを生かしてリードすると、6ー3で第1セットを奪った。第2セットでは本来の調子を取り戻し、0ー1から6ゲーム連取で相手を寄せ付けずに勝利した。

「日本に戻ってくるのは、いつも楽しみだ。日本の観客はリスペクトに溢れ、いいテニスを心から楽しんでくれる。コロナ禍で大会が行われていなかったから、開催することができてよかった」と4年ぶりの日本でのプレーを喜んだ。

 2回戦でカミル・マイクシャク(ポーランド)と対戦するキリオスは試合後、スタンドを埋めたファンに向かってメッセージを送り、コートをあとにした。

「コートに立つたびに日本の皆さん、世界の皆さんに最高のプレーを届けたいと思っている」

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写真◎BBM

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