「今朝、韓国から飛んできた」コロナ感染で隔離明けのフリッツが1回戦勝利 [楽天ジャパンオープン]

2022-10-05

「今朝、韓国から飛んできた」コロナ感染で隔離明けのフリッツが1回戦勝利 [楽天ジャパンオープン]

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1回戦勝利後に記者会見で話すテイラー・フリッツ（アメリカ）（撮影◎BBM）

　3年ぶりの開催となる国内唯一のATPツアー公式戦「楽天ジャパンオープン」（ATP500／東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート／本戦10月3～9日／賞金総額210万8110ドル／ハードコート）の男子ダブルス1回戦で、第3シードのテイラー・フリッツ（アメリカ）がジェームズ・ダックワース（オーストラリア）を6-2 6-7(2) 6-1で退けた。

　フリッツはこのコートに立つまでの苦労を明かした。

「メンタル面でかなりタフだった。ATPファイナルズ出場を争うレースで現在10位だから、出場権を確保するためにポイントが欲しかった。だから、韓国オープン、楽天ジャパンオープンに出たいと思っていた。もし2大会とも出られなかったらきつかっただろう」

　ロンドンでレーバー・カップを戦ったあとに韓国へ移動したが、そこでコロナ陽性が判明して韓国オープンには出られず、1週間の隔離生活を強いられたという。

「7日間部屋で隔離され、まったく練習できなかった。症状も酷かったんだ。最後の3日間だけ、部屋の中で少しだけ体を動かすことができた。今朝、韓国でようやく解放され、日本に飛んできて試合をした。だからかなりタフだったよ」

　有明コロシアムの速いサーフェスに助けられたと語った。

「室内コートで練習したが、センターコートとは違う。練習する時間がなかった割に、フィーリングは悪くなかった。プレーがどうこうよりも、とにかくコンディショニングに集中した。コートがかなり速いから、長いポイントが少なく済んでよかった」

　明日10月6日(木)に行われる2回戦では守屋宏紀（安藤証券）と対戦する。

「2016年のオーストラリアン・オープン予選で対戦したのをよく覚えているよ。楽しみだ。いいプレーをしないといけない。自分に起きた様々なことの影響は、今でも体に感じている。だから1試合ずつやるしかない。また東京でお客さんの前でプレーできるのはエキサイティングだ」

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写真◎BBM

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