フリッツがシャポバロフを振りきり同胞ティアフォーの待つ決勝へ [楽天ジャパンオープン]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 3年ぶりの開催となる国内唯一のATPツアー公式戦「楽天ジャパンオープン」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月3~9日/賞金総額210万8110ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第7シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-3 6-7(5) 6-3で振りきり、今季3つ目のタイトル獲得にあと1勝と迫った。試合時間は2時間14分。

 楽天ジャパンオープンに3年ぶり4度目の出場となる24歳のフリッツは、今年まで1勝も挙げたことがなかった。前回プレーした2019年は、1回戦でライリー・オペルカ(アメリカ)に3-6 4-6で敗れていた。

 この結果でフリッツは、シャポバロフとの対戦成績を2勝4敗とした。直近では昨年9月にサンディエゴ(ATP250/ハードコート)の2回戦で顔を合わせ、シャポバロフが7-6(7) 6-2で勝っていた。

 今大会でのフリッツは1回戦でジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-2 6-7(2) 6-1で、2回戦でラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)の守屋宏紀(安藤証券)を6-1 3-6 6-4で倒し、準々決勝は第5シードのニック・キリオス(オーストラリア)が左膝のケガ理由に棄権したため不戦勝で4強入りを決めていた。

 フリッツは最終ラウンドで、第4シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。ティアフォーは準決勝で、クォン・スンウ(韓国)を6-2 0-6 6-4で下して勝ち上がった。

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