フリッツがティアフォーとのアメリカ勢対決を制して今季3勝目、トップ10デビューに花を添える勝利 [楽天ジャパンオープン]

写真はテイラー・フリッツ(アメリカ)(Getty Images)


 3年ぶりの開催となる国内唯一のATPツアー公式戦「楽天ジャパンオープン」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月3~9日/賞金総額210万8110ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第4シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)との同胞対決を7-6(3) 7-6(2)で制して今季3勝目を挙げた。試合時間は1時間57分。

 フリッツがATPツアーでタイトルを獲得したのは、6月のイーストボーン(ATP250/グラスコート)以来でキャリア4度目となる。

 楽天ジャパンオープンに3年ぶり4度目の出場となったフリッツは、今年まで1勝も挙げたことがなかった。前回プレーした2019年は、1回戦でライリー・オペルカ(アメリカ)に3-6 4-6で敗れていた。

 この結果でフリッツは、同じ24歳のティアフォーとの対戦成績を5勝1敗とした。ティアフォーは初対決だった2016年3月のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)1回戦は6-3 2-6 6-3で勝利をおさめたたが、それ以降は5連敗となった。

 今大会でのフリッツは1回戦でジェームズ・ダックワース(オーストラリア)を6-2 6-7(2) 6-1で、2回戦でラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)の守屋宏紀(安藤証券)を6-1 3-6 6-4で倒し、準々決勝は第5シードのニック・キリオス(オーストラリア)が左膝のケガ理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がり、準決勝では第7シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-3 6-7(5) 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 決勝に進出した時点で初のトップ10入りを確定させていたフリッツは、優勝したことでランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで8位に浮上した。

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写真◎Getty Images

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