序盤の劣勢を克服したマレーがダビドビッチ フォキナを倒して2回戦へ [ヒホン・オープン]

写真は月曜日に行われた記者会見でのアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ヒホン・オープン」(ATP250/スペイン・アストゥリアス州ヒホン/10月10~16日/賞金総額67万5345ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したアンディ・マレー(イギリス)が形勢を逆転させて第6シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-5 6-2で退けた。

 立ち上がりにサービスゲームを落としたマレーは2-4からのサービスゲームで30-40と劣勢に立たされたが、そこでレベルを引き上げて2度目のブレークを回避した。次のゲームでブレークバックに成功したマレーは6-5からふたたびブレークして第1セットを先取すると、その勢いに乗って勝利に向けて突き進んだ。

「第1セットでは彼のほうがいいプレーをしていた。彼には2度目のブレークをするチャンスが何度もあったけど、僕はその瞬間に何とかタフでいることができた。彼は4-3からのサービスゲームでまずいプレーをしてしまい、僕にブレークをプレゼントしてくれた。そのあと僕は少しいいプレーができるようになったんだ」とマレーは振り返った。

 今季のツアーレベルでマッチ24勝目(16敗)を挙げた35歳のマレーは、2019年アントワープ以来のタイトルを目指している。今年は1月のシドニーと6月のシュツットガルトで決勝に進出したが、いずれも準優勝に終わっていた。

「言うまでもなく、僕は今でも楽しんでいる。若い選手たちがメキメキと力を伸ばして台頭しつつあるから簡単じゃないけどね。皆どんどん強く打つようになってきているからついていくのが難しいこともあるけど、それでも楽しんでいるよ」とマレーは試合後にコメントした。

「今日の観客たちは素晴らしかった。1回戦だというのに本当にいい雰囲気だった。新しい場所でプレーするのは楽しいよ。初めて来たけど、ここは美しいところだね」

 マレーは次のラウンドで、ペドロ・カチン(アルゼンチン)と予選を勝ち上がってきたアレクセイ・バトゥーチン(ロシア)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合ではマルコス・ギロン(アメリカ)、イリヤ・イバシカ(ベラルーシ)、予選勝者のマニュエル・ギナール(フランス)とニコラス・アルバレス バロナ(スペイン)が2回戦に駒を進めた。第8シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)はギロンに6-4 4-6 2-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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