ティームが会心のプレーで2回戦へ「負傷後で初めてフォアハンドが本当によかった」 [ヒホン・オープン]

写真はドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ヒホン・オープン」(ATP250/スペイン・アストゥリアス州ヒホン/10月10~16日/賞金総額67万5345ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、ドミニク・ティーム(オーストリア)がジョアン・ソウザ(ポルトガル)に6-2 6-0で快勝した。

 落としたゲーム数が僅か「2」というのは、ティームのキャリアを通してツアーレベルでの最少タイ記録となる。彼は2013年のウィーン2回戦で、ヤロスラブ・ポスピシル(チェコ)に6-1 6-1で勝ったことがあった。

 自分のサービスゲームを危なげなくキープしたティームは手にした7度のブレークポイントのうち5つをものにし、ソウザとの対戦成績を7勝1敗とした。

「久し振りに素晴らしい試合ができた。アンフォーストエラーと正しいペースを作ってアグレッシブにプレーすることの比率が適切だったと思う。特にフォアハンドがケガをした以降で初めて本当によかったから、凄くうれしいよ」とティームは試合後にコメントした。

「道は正しく、方向性も間違っていない。しっかり集中できていたし、それを最初から最後まで維持することができた。これを続けていきたいね」

 今季のツアーレベルでマッチ12勝目(13敗)を挙げたティームはまだ世界ランク165位に甘んじており、今大会にはプロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)で出場している。

 ティームは次のラウンドで、第8シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)とマルコス・ギロン(アメリカ)の勝者と対戦する。

「今日は本当によかったから、この調子でコートに出ていこうと思う。トップ100でシーズンを終えるという大きな目標があるから頑張らないといけないんだ。それができたら素晴らしいんだけどね。僕にはいい試合が必要だし、勝利が必要だ。まだまだ多くのポイントを取らないといけない。だから水曜日もこの調子でいければと思っているし、試合を楽しみにしているよ」とティームはこの先を見据えた。

 そのほかの試合では第5シードのトミー・ポール(アメリカ)、アルトゥール・リンデルネック(フランス)、コンスタン・レスティエンヌ(フランス)、チアゴ・モンテーロ(ブラジル)が2回戦に駒を進めた。

 リンデルネックと接戦を演じた第7シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)は6-7(5) 4-4からのサービスゲームでケイレンに見舞われ、試合続行が不可能となりリタイアした。

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写真◎Getty Images

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