ベキッチが1回戦で友人サカーリを倒す番狂わせ「第2セットはゾーンに入ることができた」 [サンディエゴ・オープン]

写真はドナ・ベキッチ(クロアチア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「サンディエゴ・オープン」(WTA500/アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ/10月10~16日/賞金総額75万7900ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、予選勝者のドナ・ベキッチ(クロアチア)が第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を7-6(3) 6-1で倒す番狂わせに成功した。

 第1セットで一時3-5とリードされていたベキッチは、そこから最後の12ゲーム中10ゲームを取って1時間36分で試合を締めくくった。

 ふたりはこれが7度目のマッチアップだったが、ベキッチが5勝目を挙げた。彼女がトップ10プレーヤーから勝ち星を挙げたのは、昨年の東京オリンピックでアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に勝ったとき以来となる。

「マリアは本当にいい友達なの。彼女と対戦するのはあまりうれしくないわ。最初はお互いに凄く緊張していたと思う。出だしからいろいろなことがあって大変だったけど何とか落ち着くことができて、第2セットはゾーン(極度の集中力を保ち何もかもうまくできる精神状態)に入ることができたの」とベキッチは試合後にコメントした。

「ドローが決まったあと、私は直ぐに『何てこと。私たちが対戦することになったわよ』という感じのテキストを彼女送ったの。簡単じゃないわ。コートでは戦うけど、コートの外ではとても親しいんだから」

 ベキッチは次のラウンドで、予選勝者のキャロライン・ドラハイド(アメリカ)を6-3 6-4で破って勝ち上がったカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦する。ふたりは過去7度対決し、プリスコバが6勝している。

 そのほかの試合では第8シードのダリア・カサキナ(ロシア)がレイラ・フェルナンデス(カナダ)を6-2 6-2で退け、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のジェン・チンウェン(中国)が5-0とリードした時点でガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が体調不良を理由に棄権したため勝ち上がり、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したスローン・スティーブンス(アメリカ)はラッキールーザーのジル・タイヒマン(スイス)を6-1 7-6(2)で下してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles