スロースタートを克服したマレーが逆転勝利で8強入り「必死に戦った」 [ヒホン・オープン]

写真はアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ヒホン・オープン」(ATP250/スペイン・アストゥリアス州ヒホン/10月10~16日/賞金総額67万5345ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、危機にさらされながら持前の闘志で切り抜けたアンディ・マレー(イギリス)がペドロ・カチン(アルゼンチン)に2-6 7-5 7-6(3)で競り勝ちベスト8に進出した。

 第3セット第1ゲームと第3ゲームでブレークされたマレーはその都度直ちに追いつき、最終的にもつれ込んだタイブレークを制して2時間49分の激闘を締めくくった。

「第2セットと第3セットではいいサービスが打てたと思う。懸命に戦ったよ」とマレーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「第1セットでは自分のベストテニスができておらず、ペドロは第2セットの中盤まで非常にサービスがよかったからブレークできずに本当に苦しめられた。チャンスを増やすためにリターンのやり方を変えてみたんだ。第3セットでは2度もブレークダウンから挽回しなければならず、必死に戦ったよ」

 ストロークが安定していたマレーはアンフォーストエラーを19本に抑え、31本のウィナーを決めた。今季のツアーレベルでマッチ25勝目(16敗)を挙げた35歳のマレーは、2019年アントワープ以来のタイトルを目指している。今年は1月のシドニーと6月のシュツットガルトで決勝に進出したが、いずれも準優勝に終わっていた。

 今大会にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマレーは次のラウンドで、第3シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を5-7 6-4 6-4で破って勝ち上がったセバスチャン・コルダ(アメリカ)と対戦する。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、バウティスタ アグートはこれが初戦だった。

 そのほかの試合では第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)を6-3 5-7 6-4で、第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)は予選勝者のマニュエル・ギナール(フランス)を7-6(5) 6-2で倒し、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではルブレフが第5シードのトミー・ポール(アメリカ)と、セルンドロはドミニク・ティーム(オーストリア)と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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