ティームが苦戦を強いられながらもギロンを倒して今季4度目のツアー8強入り [ヒホン・オープン]

写真はドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ヒホン・オープン」(ATP250/スペイン・アストゥリアス州ヒホン/10月10~16日/賞金総額67万5345ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦でドミニク・ティーム(オーストリア)が苦戦を強いられながらもマルコス・ギロン(アメリカ)を3-6 6-4 6-0で倒し、ツアーレベルで今季4度目のベスト8進出を決めた。

「非常に緊張感の高い激しい試合だった。長いラリーがあり、大いに走りまわった。第3セットまで、本当に競っていた」とティームは試合後のオンコートインタビューで語った。

「第2セット終盤は、何が起きてもおかしくなかった。第2セット4-4から、僕はブレークポイントを凌がなければならなかった。もしあそこを取られていたら、恐らく彼が勝っていただろう」

 ギロンは第2セットのセットポイントでダブルフォールトを犯し、勝負を第3セットに持ち込んだティームはもはや相手に1ゲームも与えなかった。

「幸運にも僕は第2セットを取ることができ、第3セットの序盤に引き離すことができた。本当にうれしいよ。かなりの接戦で、激しい試合だった。素晴らしい夜だった」とティームは試合を振り返った。

 今大会にプロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)で出場したティームは次のラウンドで、第4シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)と予選から勝ち上がってきたマニュエル・ギナール(フランス)の勝者と対戦する。

 USオープン以来の試合に臨んだ第2シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)はチアゴ・モンテーロ(ブラジル)を6-4 7-6(3)で破って準々決勝に進出し、力強い再スタートを切った。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、カレーニョ ブスタはこれが初戦だった。

 この日は2回戦があと2試合行われ、トミー・ポール(アメリカ)とアルトゥール・リンデルネック(フランス)が8強入りを決めた。第5シードのポールが予選勝者のニコラス・アルバレス バロナ(スペイン)を6-3 7-6(3)で退け、リンデルネックはコンスタン・レスティエンヌ(フランス)との同胞対決を6-4 6-2で制して勝ち上がった。リンデルネックは準々決勝で、カレーニョ ブスタと顔を合わせる。

 そのほかの試合ではセバスチャン・コルダ(アメリカ)がジャウメ・ムナール(スペイン)を6-4 6-1で、ペドロ・カチン(アルゼンチン)は予選勝者のアレクセイ・バトゥーチン(ロシア)を7-6(2) 6-0で下してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles