ベレッティーニが両親の前でダニエル太郎を下してベスト4に進出「僕のことを誇りに思ってもらえるようにしたい」 [ATPナポリ]

写真は男子シングルス2回戦でのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「テニス・ナポリ・カップ」(ATP250/イタリア・カンパニア州ナポリ/10月17~23日/賞金総額61万2000ユーロ/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が日本のダニエル太郎(エイブル)を6-2 6-3で下してベスト4に進出した。

 2回戦で見せた調子を維持したベレッティーニはオープニングゲームをブレークして好スタートを切り、そのまま勝利に向けて突き進んだ。

「僕は最初のゲームからアグレッシブに戦い、第1セットの出だしにブレークして自信を感じていた。僕は彼に試合を組み立てる時間を与えなかったし、あまり振り回されないようにプレーできた。彼とは何度か対戦していたから、何を気を付けなければならないかはある程度わかっていた。作戦がうまく機能したよ」とベレッティーニは試合を振り返った。

 7本のサービスエースを含む36本のウィナーを決めてダニエル太郎との対戦成績を3勝1敗としたベレッティーニは、観戦にきた両親の前でいいプレーができたことをとりわけ喜んだ。

「彼ら(両親)がここにいたことは非常に重要だったし、本当に誇らしかった。言うまでもなく、彼らがいなければ僕はここに場所にいない。テニスを始めたとき、僕をいろいろなところに連れていってくれたのは両親だった。だから彼らがそこにいてくれ、この雰囲気を楽しむことができるというのが本当にうれしいんだ。僕のことを誇りに思ってもらえるようにしたいね」

 ベレッティーニは次のラウンドで、予選勝者のジャン・ジージェン(中国)を4-6 6-3 6-2で破って勝ち上がったマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)とミオミル・キツマノビッチ(セルビア)の顔合わせとなった。第4シードのムゼッティがダニエル エライ・ガラン(コロンビア)を6-3 6-0で退け、第5シードのキツマノビッチは第1シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を7-5 6-2で倒した。

 カレーニョ ブスタは同日の午前中に第1セット3-0で中断していた2回戦を戦いファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-1 6-1で圧倒していたが、午後の準々決勝ではその勢いを維持することができなかった。

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写真◎Getty Images

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