2つのマッチポイントを凌いだティームがポールに逆転勝利で初戦突破 [ATPウィーン]
ATPツアー公式戦の「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月24~30日/賞金総額248万9180ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、スロースタートを克服したドミニク・ティーム(オーストリア)が2つのマッチポイントを凌いでトミー・ポール(アメリカ)に2-6 7-6(2) 7-6(6)で逆転勝利をおさめた。
立ち上がりのサービスゲームを2回連続で落としたティームは第1セットを落としたが、サービスキープが続いた第2セットをタイブレークの末に取り返してセットオールに追いついた。第3セットで先にブレークされたティームは2-5と追い込まれながら巻き返してタイブレークに持ち込み、4-6とマッチポイントを握られてから最後の4ポイントを連取して2時間55分の激闘を締めくくった。
今大会に3年ぶり12回目(予選敗退に終わった2010年を含む)の出場となる29歳のティームは、2019年にタイトルを獲得。前回プレーした2020年は、準々決勝でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に6-7(5) 2-6で敗れていた。
地元オーストリアのティームは次のラウンドで、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)とニコラス・バシラシビリ(ジョージア)の勝者と対戦する。
そのほかの試合では第5シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第7シードのキャメロン・ノリー(イギリス)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、ダニエル・エバンズ(イギリス)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、エミル・ルースブオリ(フィンランド)が2回戦に駒を進めた。
写真◎Getty Images
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