ガルシアがWTAファイナルズを前にコーチとの関係を終了

写真はウェスタン&サザン・オープン女子シングルス表彰式でのベルトラン・ペレ氏(左)とカロリーヌ・ガルシア(フランス/中央)(Getty Images)


 ベルトラン・ペレ氏がカロリーヌ・ガルシア(フランス)との協力関係に終止符を打つことを決めたと発表し、フランスの人々を驚かせた。このニュースがソーシャルメディアに流れたあと、フランスの日刊スポーツ新聞『レキップ』の取材に応じたペレ氏自身が事実を認めた。

「ここ数週間に問題が起き、それが雰囲気を台無しにしてしまったから私はもう辞めたほうがいいと判断したんだ。私はこの仕事を楽しみのためにやっており、それが少なくなってしまった」とペレ氏は説明した。彼は問題が具体的に何だったかについては話したがらなかったものの、それがスポーツ外の問題であることは認めた。

 今季は一時期やや不振に陥っていたガルシアが非常にいい成績をおさめたこともあり、フランスのメディアも驚きを隠せなかった。ペレ氏はガルシアを世界ランク75位から6位に引き上げたコーチであり、彼の指導を受けてガルシアは3大会で優勝し、USオープンではグランドスラム自己最高の4強入りを果たした。
 
 ガルシアは10月31日に開幕するWTAファイナルズの出場権を獲得しているが、このままではコーチ不在で大会に臨むことになる可能性が高い。しかしペレ氏は、それを理由にあと1大会だけ師弟関係を延長することに意味はないと考えている。

「WTAファイナルズに行きたかったよ。でも僕は行きもしないのに行くかのようなふりをする人間ではない。もう終わっているなら終わりなんだ。表面的な理由で延長しても意味はないからね。彼女をWTAファイナルズに導けたこと、僕たちがやり遂げたすべてのことをうれしく思っている。僕は彼女とは何の問題も抱えていないし、心から幸運を願っているよ」とペレ氏は語った。

「今のところ、僕はスイッチを切る。いつか誰かのコーチになる日がくるかもしれないけど、今はそのことについて考えてはいない」

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写真◎Getty Images

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