ATPとWTAが男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」の新設を発表

写真は2022年ATPカップ決勝が行われたケン・ローズウォール・アリーナ(Getty Images)


 男子プロテニス協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)が公式サイトを更新し、2023年シーズンの開幕を飾る男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」を新設すると発表した。この決定により、2020年に創設された男子テニス国別対抗戦「ATPカップ」は3回で廃止となった。

 同大会は18ヵ国の男女混成チームによって争われ、オーストラリアの3都市(ブリスベン、パース、シドニー)で2022年12月29日~2023年1月8日の11日間に渡って開催される。チームは男女各4名までで構成され、対戦は男子シングルス2試合+女子シングルス2試合+ミックスダブルス1試合で行われる。

 男女混合国別対抗戦としては2019年までパースで「ホップマンカップ」が行われていたが、エキジビション大会として開催されていたため賞金やランキングポイントが付与されていなかった。しかし第1回ユナイテッドカップは1500万ドルの賞金が提供され、ATP・WTAともに最大500ポイントを獲得することができる。

 12月29日から1月4日まで3つの都市でグループステージが実施され、移動日を挟んで1月6日から8日まで決勝トーナメント(シドニー)が行われる。グループステージは18ヵ国が3チームによる6グループに分かれ、各都市でそれぞれ2組が総当たり戦を行う。各組の勝者がプレーオフを戦って都市の代表を決め、敗れた中でもっとも成績のいい1チームを加えた4ヵ国が決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。

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写真◎Getty Images

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