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2022-10-30

海外ニュース

サービス好調のメドベージェフがディミトロフを倒して決勝進出、ATPファイナルズ出場権も確保 [ATPウィーン]

テニスマガジン編集部

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写真はダニール・メドベージェフ（ロシア）（Getty Images）

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　ATPツアー公式戦の「エルステ・バンク・オープン」（ATP500／オーストリア・ウィーン／10月24～30日／賞金総額248万9180ユーロ／室内ハードコート）の男子シングルス準決勝で、第1シードのダニール・メドベージェフ（ロシア）がグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）を6-4 6-2で下して今季2勝目に王手をかけた。

　第6シードのヤニク・シナー（イタリア）に対する準々決勝と同じく打ち込まれる相手のショットをことごとく返したメドベージェフは正確なサービスで違いを生み出し、同大会では初の決勝進出を決めた。

　イタリア・トリノで開催される世界トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」出場権を争うレースランキング（Race To Turin）で5位につけているメドベージェフは、この勝利で他の選手の動向により残り3枠のひとつを確保した。

「素晴らしい試合だった。試合中にもっとうまくできたはずだとか、もっと早く前に出てプレッシャーをかけようとすべきだったとか感じた瞬間はいくつかあったけど、僕は一貫性を保ってもっとも重要な瞬間に自分のレベルを上げることができた。今日はそれで十分だった。自分のレベルには本当に満足しているよ」とメドベージェフは試合を振り返った。

　第3シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）を倒した2回戦で特に目覚ましいプレーを見せたディミトロフはこの日も相手よりも4本多い21本のウィナーを決めたが、メドベージェフのディフェンスを崩しきることはできなかった。

　今大会でまだ一度もサービスゲームを落としていないメドベージェフは、「サービスは恐らくテニスでもっとも重要なショットだ。今シーズンの僕はその部分で少し足りていなかった。ダブルフォールトが多過ぎたからね。重要な瞬間にもう少しいいサービスを打てていたはずだった。僕はふたたびいいリズムを掴むためにコーチとたくさん練習し、ここではいいサービスを打てている。そのことについて本当にうれしく思うし、それが僕がここでいいプレーをしている理由でもあるんだ」と語った。

　メドベージェフは最終ラウンドで、ボルナ・チョリッチ（クロアチア）を7-6(4) 6-0で破って勝ち上がったデニス・シャポバロフ（カナダ）と対戦する。26本のウィナーを決めて今季2度目の決勝進出を果たしたシャポバロフは、2019年10月のストックホルム以来となるキャリア2度目のツアー優勝を目指している。

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写真◎Getty Images

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