メドベージェフとチチパスのトップ2シードがともに初戦を突破、シャポバロフはフリッツを倒して準々決勝へ [ATPウィーン]

写真は2021年エルステ・バンク・オープンでのステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月24~30日/賞金総額248万9180ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したデニス・ノバク(オーストリア)を7-6(2) 6-2で倒して大会をスタートした。

 第7ゲームで先にブレークされたチチパスは直後に追いつくとタイブレークの末に第1セットを先取し、第2セットではより余裕をもって相手を圧倒した。

「ここの新しいコンディションに適応するのに少し時間が必要だった。彼とは対戦したことがなかったから、あまりよく知らなかったしね」とチチパスは試合後にコメントした。

「第2セットに入るとコートとボールの感触を掴み始め、本当にうまくやれたよ。いい第2セットだったと思う。第1セットでできればよかったんだけどね。第1セットを取るために懸命に戦わないといけなかったけど、タイブレークではいいプレーができた」

 男子ツアーで最多となるマッチ57勝目を挙げたチチパスは次のラウンドで、既に勝ち上がりを決めていたボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。両者は8月にシンシナティの決勝で対決し、チョリッチがストレートセットで勝っていた。

 同日には2回戦が2試合行われ、勝ち上がったデニス・シャポバロフ(カナダ)とダニエル・エバンズ(イギリス)が準々決勝で顔を合わせることになった。シャポバロフが第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を6-1 4-6 6-3で振りきり、エバンズはカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-2 6-2で退けた。

 そのほかの試合では第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を6-2 6-2で、第6シードのヤニク・シナー(イタリア)がクリスチャン・ガリン(チリ)を6-3 6-2で、マルコス・ギロン(アメリカ)はタロン・グリークスプア(オランダ)を6-4 6-2で下してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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