アルカラスとナダルが世界トップ2で2022年シーズンをフィニッシュ

写真はATP会長のアンドレア・ガウデンツィ(イタリア/左)からATP年末世界ナンバーワンを受け取るカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月13~20日/室内ハードコート)が終了し、ケガで出場できなかったカルロス・アルカラス(スペイン)が最年少のATPランキング年末世界ナンバーワンになることが確定した。

 2位にはラファエル・ナダル(スペイン)が入り、1973年のATPランキング創設以来初めて2人のスペイン人選手が世界トップ2で2022年シーズンを終えることになった。

 ナダルはATPファイナルズの成績次第でアルカラスを追い抜く可能性を手にしていたが、自身もケガから復帰して間もなかったこともあり決勝トーナメント進出を逃したため実現しなかった。

 新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン未接種のため出場大会が制限されたこともあってランキングを落としていたノバク・ジョコビッチ(セルビア)がATPファイナルズで7年ぶり6度目の優勝を飾ったことで8位から5位に、初の決勝進出を果たしたキャスパー・ルード(ノルウェー)は4位から3位に浮上した。

 全勝優勝すれば世界ランク1位になる可能性もあったステファノス・チチパス(ギリシャ)がルードに追い抜かれて4位となり、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)は6位をキープした。ロシア勢はダニール・メドベージェフ(ロシア)が5位から7位に、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)は7位から8位にそれぞれ順位を落とした。

 今季にトップ10デビューしたテイラー・フリッツ(アメリカ)は初出場だったATPファイナルズでも4強入りして9位でシーズンを終えることになったが、失効するポイントがあったホルガ・ルーネ(デンマーク)はホベルト・フルカチュ(ポーランド)と入れ替わって11位となった。

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写真◎Getty Images

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