ズベレフが足首の大ケガから復帰後の公式戦初勝利に歓喜「この試合だけでこれまでの努力と苦しみが報われた」 [オーストラリアン・オープン]

写真は足首の大ケガから復帰後の公式戦初勝利を挙げて歓喜の雄叫びを上げるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で第12シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がフアン パブロ・バリーリャス(ペルー)を4-6 6-1 5-7 7-6(3) 6-4で倒し、昨年6月にフレンチ・オープン準決勝で負った足首の大ケガから復帰後の公式戦初勝利をマークした。

 世界ランク103位のラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)に対する勝利だったが、ズベレフにとっては大きな意味があった。

 絶好調だった昨年のフレンチ・オープン準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)を追い詰めている最中に転倒して足首の靭帯を切るというアクシデントに見舞われたズベレフは、それ以来7ヵ月に渡って戦線離脱を余儀なくされた。辛いリハビリの過程を通り抜けて年末から始まった男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」で公式戦に復帰したが、そこでの2試合では比較的簡単に敗れていた。

「ここ7か月を失っていただけに、今はこの上なく幸せだ。この試合だけで、ここまでのハードワークと通り抜けてきた苦しみが報われた。このような大観衆の前でふたたび勝つことができたんだからね」とズベレフは試合後のオンコートインタビューで感慨を吐露した。

「大会の残りが楽しみで仕方ないよ。これから何が起こったとしても、この大会は既に僕にとって成功だ」

 同大会では2020年のベスト4が最高成績のズベレフは次のラウンドで、ラッキールーザーのマイケル・モー(アメリカ)と予選を勝ち上がってきたローラン・ロコリ(フランス)の勝者と対戦する。この試合はモーが2セットダウンから巻き返して4-6 2-6 7-6(7) 6-4 3-1とリードしたが、雨により中断して翌日以降に順延となった。

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写真◎Getty Images

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