車いすテニスのレジェンド国枝慎吾が世界1位のまま引退へ「カッコつけすぎと言われるかもしれませんが許してください(笑)」

写真は「東京2020パラリンピック競技大会車いすテニス」の男子シングルスで2大会ぶり3度目の金メダルに輝いた国枝慎吾(ユニクロ)(Getty Images)


 車いすテニスのレジェンドである国枝慎吾(ユニクロ)が日曜日に自身のSNSを更新し、現役引退を発表した。

 国枝はSNSを通して「本日1月22日、引退することをご報告致します。皆様今まで本当に有難うございました!」と報告し、声明文の中で「夢が叶った東京パラリンピック後から引退についてはずっと考えており、昨年念願のウインブルドンタイトルを獲得してからは、ツアーで戦うエネルギーが残り僅かである事を感じる日々でした。昨年10回目の年間王者となった事で、もう十分やりきったという感情が高まり、決意した次第です」と明かした。

「2006年に初めて世界一位になってから17年。最後まで世界一位のままでの引退は、カッコつけすぎと言われるかもしれませんが、許してください(笑)」

 現役時代の国枝はグランドスラム大会でシングルス28勝(全豪11回、全仏8回、ウインブルドン1回、全米8回)&ダブルス22勝(全豪8回、全仏8回、ウインブルドン4回、全米2回)を挙げ、パラリンピックではシングルスで3つの金メダル(2008年北京、12年ロンドン、21年東京)に加えてダブルスでも2004年アテネでの金メダルと銅メダル2個(2008年北京、16年リオデジャネイロ)を獲得した。

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写真◎Getty Images

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