ジョコビッチが地元の寵児デミノーをストレートで退け準々決勝へ「今年一番の試合ができた」 [オーストラリアン・オープン]

写真は相手にに5ゲームしか与えず4回戦をクリアしたノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が地元の寵児で第22シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-2 6-1 6-2で退けベスト8に進出した。

 新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン未接種により昨シーズンはプレーできなかった大会が多かったこともあってランキングを落としたジョコビッチだったが、彼が今大会で絶対的優勝候補であることに変わりはない。ジョコビッチは前のラウンドで左脚の痛みに苦しみ治療を受けながら戦ったが、この日は特に問題なく2時間6分で快勝した。

「本当にストレートで勝ちたかった。コートでは何が起きるかは決してわからない。最初の4~5ゲームはかなり競ったものだったと思う。第1セットで最初のブレークを果たしたあとに解放された気分になって力が抜け、よりアグレッシブにボールを打ち抜けるようになった」とジョコビッチは試合後にコメントした。

「テニスは非常に速く、展開がダイナミックに変化するスポーツだ。ほんの一瞬、ほんの1ポイントで流れが変わってしまう可能性がある。でも僕は最後まで集中力を維持し、今年一番の試合ができたよ」

 同大会での連勝を「25」に伸ばしたジョコビッチは次のラウンドで、第9シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)を6-3 3-6 6-3 4-6 7-6(11-9)で破って勝ち上がった第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。ジョコビッチはルブレフとの対戦成績で2勝1敗とリードしており、ハードコートでの2試合ではいずれも勝っている。

 ジョコビッチは今大会で男子の最多記録を持つラファエル・ナダル(スペイン)に並ぶ22回目のグランドスラム制覇を目指しており、もし実現すれば世界ナンバーワンの座を取り戻すことができる。

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写真◎Getty Images

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