マクドナルドが代表白星デビュー、アメリカが初日2勝でファイナルズ進出に王手 [デビスカップ予選アメリカ対ウズベキスタン]

写真はオーストラリアン・オープンでのマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」ファイナルズ予選「アメリカ対ウズベキスタン」(2月3、4日/ウズベキスタン・タシケント/室内ハードコート)のオープニングマッチで初めて代表入りしたマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)がセルゲイ・フォミン(ウズベキスタン)を6-4 6-1で下して白星デビューを飾った。

 世界ランク366位で21歳のフォミンは時折目覚ましいプレーを見せて地元の観客を沸かせたが、安定感で上回った世界63位のマクドナルドがストレートで勝利を決めた。
 
「素晴らしかった。チーム戦でプレーするというのは本当に素敵なことだ。1年を通して頻繁にやる機会があることじゃないからね。デビスカップ代表チームに加わることができて本当に興奮しているよ」とマクドナルドは初のデビスカップでの経験について語った。
 
 第2試合では世界19位のトミー・ポール(アメリカ)が同480位のフモユン・スルタノフ(ウズベキスタン)を6-1 7-6(6)で退け、アメリカが2勝0敗で初日を終えた。

 1ゲームしか落とさず第1セットを先取したポールは、第2セットでレベルを引き上げてきたスルタノフの猛攻に遭って0-4とリードを奪われた。しかしポールはそこで踏ん張って巻き返し、もつれ込んだタイブレークで最後まで競り合った末に勝利を掴んだ。
 
「第2セットで彼はレベルをぐっと上げてきた。僕はそれに対する準備ができていなかった。第2セットでかなりリードされてしまった。でもチームに助けられ、第2セットで立て直すためのエネルギーを出すことができた。自分を奮い立たせ、士気を上げることができたよ」とポールは試合を振り返った。

 ファイナルズ進出に王手をかけたアメリカは、土曜日にあと1勝すれば勝利を決めることができる。2日目のダブルスはオースティン・クライチェク/ラジーブ・ラム(アメリカ)がサンジャル・ファイジエフ(ウズベキスタン)/フォミンと対戦する予定になっている。

 デビスカップは2019年から、国際テニス連盟(ITF)とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。ITFは同社とのパートナシップ終了を発表したが、今年の大会は予定通り行われることになっている。

 24ヵ国がホーム&アウェー方式で争う予選ラウンドはベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合と2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(先に3勝したチームの勝利)で行われ、各対戦に勝利した12ヵ国が同年のファイナルズに進出する。

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写真◎Getty Images

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