ノリーが苦労の末に準々決勝へ「まだ修正点は多いが楽しかった」 [アルゼンチン・オープン]

写真はキャメロン・ノリー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「アルゼンチン・オープン」(ATP250/アルゼンチン・ブエノスアイレス/2月13~19日/賞金総額71万1600ドル/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのキャメロン・ノリー(イギリス)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したファクンド・ディアス アコスタ(アルゼンチン)にぎりぎりまで追い詰められながらも苦労の末に4-6 7-5 7-6(6)で競り勝った。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ノリーはこの試合が初戦だった。試合を通して自分のベストテニスを見せられなかったノリーだが、要所で精神的な強さを見せて番狂わせを回避した。

「ファク(ディアス アコスタ)は素晴らしいプレーをしたと思う。戦いは熾烈だった。ATPツアーでクレーコートの大会に出るのは久し振りだからまだ修正しなければならいことはたくさんあるけど、素晴らしい雰囲気で多くの人々が応援してくれたから本当に楽しかったよ。でももっとプレーを改善していく必要があるね」とノリーは試合後にコメントした。

 第3セット5-4からのレシーブゲームで勝利まであと2ポイントまで迫ったディアス アコスタはタイブレークでも4-1とリードしたあと5-5、6-6と競り合ったが、最後の2ポイントを取ることはできなかった。

 2週間前にデビスカップのコロンビア戦をクレーコートで戦ったノリーは、「アルゼンチンが大好きだし、早めに来て準備をしていたんだ。今日は自分が望むレベルでプレーできなかったけど、気分は悪くない。僕のフィジオとコーチがここの出身だから、僕にとって特別な場所なんだ」と話した。

 ノリーは次のラウンドで、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)を4-6 6-1 6-2で破って勝ち上がったトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)と対戦する。

 そのほかの試合では第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がラスロ・ジェレ(セルビア)を6-2 4-6 6-2で振りきり、ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)は同じ予選勝者のカミーロ・ウーゴ カラベリ(アルゼンチン)を6-3 6-1で退け、勝ち上がった両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

 ケガにより昨年11月から戦線を離脱していた世界ランク2位のアルカラスは第2セット4-5から唯一のブレークを許してセットオールに追いつかれたが、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って復帰戦を勝利で飾った。

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写真◎Getty Images

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