ルバキナ、オスタペンコ、アザレンカのグランドスラム優勝経験者3人が2回戦へ [ドバイ選手権]

写真はエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTA1000/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月19~25日/賞金総額278万8468ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第9シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が2019年USオープン優勝者のビアンカ・アンドレスク(カナダ)を6-3 6-4で下して大会をスタートした。

 オープニングゲームで2つのブレークポイントを凌いだルバキナはそこから3-0とリードを奪い、先に仕掛ける攻撃的なテニスで主導権を握った。第2セットでは一時1-3と劣勢に立たされながらもアグレッシブなストロークで打ち勝って挽回し、浮き球がくればすかさずネットに出るスピーディなプレーでアンドレスクの抵抗を押し返した。

「第2セットでは少しミスが出てしまい、ビアンカのいいリターンもあって一時劣勢に立たされたけど、ストレートで勝つことができてよかったわ。戦略的には素晴らしいプレーができたと思う。サービスゲームで少し急いでしまって2度ブレークされたけど、リターンゲームでいいプレーができたことには満足している」とルバキナは試合を振り返った。

 ウインブルドン女王のルバキナは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていた世界ランク26位のマリー・ブーズコバ(チェコ)と対戦する。

 この日プレーしたルバキナ以外のシード勢はディフェンディング・チャンピオンで第13シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と第15シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が2回戦に駒を進めたが、第10シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と第11シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)は敗れた。

 アンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)がクデルメトワを6-3 5-7 7-5で倒し、ソラナ・シルステア(ルーマニア)はアダッド マイアに4-6 7-6(7) 7-5で競り勝ちそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合ではカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)、シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のローレン・デービス(アメリカ)、予選勝者のアナ・ボグダン(ルーマニア)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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