サバレンカが今季14試合目で初黒星、第1セット0-6から逆転したクレイチコバが準決勝に進出 [ドバイ選手権]

写真は試合後に握手を交わすアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ/左)とバーボラ・クレイチコバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」(WTA1000/アラブ首長国連邦・ドバイ/2月19~25日/賞金総額278万8468ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がバーボラ・クレイチコバ(チェコ)に6-0 6-7(2) 1-6で敗れる波乱が起きた。

 1ゲームも落とさず快調に第1セットを先取したサバレンカは第2セットも先にブレークしたが、タイブレークの末にセットオールに追いつかれると第3セット1-1から最後の5ゲームを連取したクレイチコバが1時間56分でサバレンカに対する初勝利をもぎ取った。

 1月にアデレードとオーストラリアン・オープンでタイトルを獲得したサバレンカは開幕からマッチ13連勝でこの日を迎えていたが、14試合目で今季の初黒星を喫した。

「とにかくファイトし続けたわ。彼女がいいプレーをしていたから私にできることはあまりなかった。彼女はサービスがよく、本当に強くボールを打ってきた。彼女のペースについていくのがやっとだったけど、もう少しアグレッシブにプレーしようといていたの」とクレイチコバは試合を振り返った。

 第2セットでのクレイチコバはセカンドサーブに対するリターンでプレッシャーをかけ、その姿勢がタイブレークでサバレンカの2本連続ダブルフォールトに繋がった。それで4-1とリードしたクレイチコバは優位に立ち、2度目のセットポイントでバックハンドのウィナーを決めて最終セットに持ち込んだ。

「(第2セットの)ある時点でブレークできて、そこから少し肩の力が抜けたの。ショットの感覚がよくなり始め、コントロールできるようになったと感じたわ」とクレイチコバはターニングポイントについて語った。

 クレイチコバは次のラウンドで、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)が腹筋のケガを理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がった第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦する。

「オーストラリアン・オープンでは彼女に負けたから、リベンジを楽しみにしているわ。とにかく試合を楽しみ、すべてのボールを追いかけて戦うだけよ。それができれば間違いなく勝つチャンスはあると思う」とクレイチコバは次戦を見据えた。

 そのほかの試合では第5シードのココ・ガウフ(アメリカ)がマディソン・キーズ(アメリカ)との同胞対決を6-2 7-5で制し、不戦勝で勝ち上がっていた第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)に対する準決勝に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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