WTAツアー公式戦「ドバイ・デューティーフリー・テニス選手権」（WTA1000／アラブ首長国連邦・ドバイ／2月19～25日／賞金総額278万8468ドル／ハードコート）の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク（ポーランド）が2021年USオープン準優勝者のレイラ・フェルナンデス（カナダ）を6-1 6-1で下して16強入りを決めた。

　上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。

　僅か72分で勝利を決めたあと、シフィオンテクは前週のドーハよりコートが速いことを指摘して「そんなに簡単ではなかったわ。スコアが示すよりもずっと大変だった。第2セットではレベルを上げる必要があった。ここのコンディションに慣れる時間があまりなかったけど、堅実なテニスができてよかった」と話した。

　シフィオンテクは次のラウンドで、ジェン・チンウェン（中国）が腹筋のケガを理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がった第14シードのリュドミラ・サムソノワ（ロシア）と対戦する。シフィオンテクは同大会で3回戦より先に勝ち進んだことがなく、サムソノワとは昨年4月にシュツットガルトの準決勝で一度対決して3時間を超える苦闘の末に6-7(4) 6-4 7-5で勝っている。

　この日プレーしたシフィオンテク以外の上位シード勢は第2シードのアーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）、第3シードのジェシカ・ペグラ（アメリカ）、第5シードのココ・ガウフ（アメリカ）、第8シードのベリンダ・ベンチッチ（スイス）が3回戦に駒を進めたが、第4シードのカロリーヌ・ガルシア（フランス）、第6シードのマリア・サカーリ（ギリシャ）、第7シードのダリア・カサキナ（ロシア）は敗れた。

　カロリーナ・プリスコバ（チェコ）がサカーリを6-1 6-2で退け、マディソン・キーズ（アメリカ）がガルシアを7-5 6-4で倒し、バーボラ・クレイチコバ（チェコ）はカサキナに6-4 4-6 7-5で競り勝ちそれぞれシードダウンを演じた。

　そのほかの試合では第9シードのエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）、2013年大会覇者で第12シードのペトラ・クビトバ（チェコ）、ディフェンディング・チャンピオンで第13シードのエレナ・オスタペンコ（ラトビア）、第15シードのビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）、アンヘリーナ・カリニーナ（ウクライナ）、予選勝者のアナ・ボグダン（ルーマニア）、カロリーナ・ムチョバ（チェコ）が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。

　3回戦ではサバレンカがオスタペンコと、ペグラがボグダンと、ガウフがルバキナと、ベンチッチがムチョバと、クビトバがクレイチコバと、アザレンカがキーズと、プリスコバはカリニーナと顔を合わせる。

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