『マラソンマン』マレーが5つのマッチポイントを凌いで決勝に進出「どうやって逆転できたのか自分でもわからない」 [カタール・オープン]

写真はアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/カタール・ドーハ/2月20~25日/賞金総額148万5775ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、毎回フルセットの長く苦しい戦いを重ねることから『マラソンマン』と呼ばれ始めた元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)が新鋭のイリ・ラフェチュカ(チェコ)に6-0 3-6 7-6(6)で競り勝った。

 今回も劇的な勝利をおさめたマレーは第3セット3-5から巻き返し、4-5からのレシーブゲームでは相手の40-0という絶対絶命のピンチに立たされながらも4ポイントを連取してブレークバックに成功すると持ち込まれたタイブレークを制して勝利をもぎ取った。

「どうやって勝ったのか自分でもよくわからない。これは僕がキャリアの中でもっとも驚くべき逆転劇のひとつだ。4-5から3つのマッチポイントに直面し、その前の3-5からのサービスゲームでも2本あった。それからはよくわからない」とマレーは試合後にコメントした。

「彼がキープすれば決勝というゲームを迎えたのが初めてということは知っていたから、最後までプレッシャーをかけ続けようとしていたんだ。そのような試合で最後にキープして終わらせることがいかに難しいかはわかっている。でも自分がどうやって逆転できたのか、正直に言って見当もつかないよ」

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場してここまでの4試合すべてをフルセットの苦闘の末に制して這い上がってきたマレーは昨年6月以来の決勝で、第2シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4 7-6(7)で破って勝ち上がった第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。

 前週のロッテルダムで優勝してトップ10に返り咲き、このところ顕著な復調ぶりを見せているメドベージェフはオジェ アリアシムとの対戦成績を6勝0敗とした。

 危うい中でも勝利を掴んでいるマレーとは対照的に、安定感が光るメドベージェフはセット内では競り合いながらもストレートで決着をつけた。メドベージェフは4-3からブレークバックを許したあと続く2ゲームを連取して第1セットを先取し、第2セットではタイブレークで相手のセットポイントを3度凌いで1時間57分で試合を締めくくった。

「今日と昨日の試合は本当に接戦だった。自信は重要だね。(オジェ アリアシムは)3つもセットポイントを握っていたんだから。何とか踏ん張り抜いて勝つことができたけど、非常にレベルの高い試合だった」とメドベージェフは試合を振り返り、「(マレーが今週にやったことは)アンビリーバブルだ。彼はレジェンドだ。ここでだけでなく、全般的に彼のプレーはどんどんよくなってきているように感じる。今日の勝ち方が凄かったから、決勝で彼と対戦できて本当にうれしいよ」と決勝を見据えた。

 ダブルスは決勝が行われ、第3シードのロハン・ボパンナ(インド)/マシュー・エブデン(オーストラリア)がコンスタン・レスティエンヌ(フランス)/ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を6-7(5) 6-4 [10-6]で倒して同ペアでの初タイトルを獲得した。

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写真◎Getty Images

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