マレーがズベレフとの死闘を制して8強入り「うまく試合を締めくくることができた」 [カタール・オープン]
ATPツアー公式戦「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/カタール・ドーハ/2月20~25日/賞金総額148万5775ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)が第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との3時間3分に渡る死闘を7-6(5) 2-6 7-5で制して8強入りを決めた。
上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ズベレフはこの試合が初戦だった。
第3セット4-5の場面で2度に渡って敗戦まであと2ポイントというところまで追い込まれたマレーは重要な瞬間に主導権を握って危機を回避し、次のゲームを安定したベースラインプレーでブレークすると続くサービング・フォー・ザ・マッチをしっかりキープして勝利を決めた。
「もちろんもっと早く勝つに越したことはないよ。でもアレックス(ズベレフ)はトッププレーヤーであり、素晴らしいファイターだ。彼は常に最後の瞬間まで戦う。それが彼の最大の強さのひとつだ」とマレーは試合後にコメントした。
「第3セットで僕は本当に必死に踏ん張っていた。彼はより多くのチャンスを作っていたし、セットの大部分で僕よりいいプレーをしていたからね。何とか頑張って戦い続け、最後にブレークできてうまく試合を締めくくることができたよ」
マレーは次のラウンドで、第8シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を6-2 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のアレクサンドル・ムレール(フランス)と対戦する。
この日初戦に臨んだズベレフ以外の上位シード勢は第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がタロン・グリークスプア(オランダ)に1-6 6-1 7-6(6)で競り勝ち、第2シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がジェイソン・クブラー(オーストラリア)に4-6 6-1 6-4で逆転勝利をおさめ、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は予選勝者のリアム・ブローディ(イギリス)を6-4 6-3で下してそれぞれ準々決勝に駒を進めた。
第3セット2-5と劣勢に立たされたルブレフは3-5から3つのマッチポイントを凌いでブレークバックに成功し、もつれ込んだタイブレークでも粘るグリークスプアを何とか振りきって勝利をもぎ取った。
そのほかの試合では第7シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)がクォン・スンウ(韓国)を6-3 6-2で退け、イリ・ラフェチュカ(チェコ)がエミル・ルースブオリ(フィンランド)を6-2 7-6(2)で振りきり、クリストファー・オコネル(オーストラリア)はディフェンディング・チャンピオンで第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を3-6 7-6(5) 6-4で倒し、ベスト8が出揃った。
準々決勝ではルブレフがラフェチュカと、オジェ アリアシムがダビドビッチ フォキナと、メドベージェフはオコネルと顔を合わせる。
写真◎Getty Images
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