メドベージェフがマレーを倒して2週連続優勝「問題はこれを続けられるかどうか」 [カタール・オープン]

写真は2週連続優勝を飾ったダニール・メドベージェフ(ロシア/左)と準優勝のアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「カタール・エクソンモービル・オープン」(ATP250/カタール・ドーハ/2月20~25日/賞金総額148万5775ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)を6-4 6-4で倒して2週連続優勝を飾った。

 オープニングゲームをブレークして好スタートを切ったメドベージェフは4-1とリードを広げ、第6ゲームでサービスダウンしたものの5-4からラブゲームでキープして第1セットを先取した。第2セットも第1ゲームで相手のサービスゲームを破ったメドベージェフは第6ゲームでブレークバックを許したが、4-4からもう一度ブレークして1時間46分で勝利を決めた。

「厳しい試合だった。今日は少し風もあり、お互いにリズムを掴むのに苦労していた。今日は2人にとって大きな戦いだった。お互いにまずいプレーもあったけど、ある時点から2人とも素晴らしいをしたと思う。勝ててうれしいよ」とメドベージェフは試合後にコメントした。

「(今季初優勝を飾った)ロッテルダムで勢いに乗ることができたんだ。あそこでプレーした最初の2試合は大変だった。大会前はあまりフィーリングがよくなかったんだけど、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に対する準々決勝がリズムを掴むきっかけになった。そこから本当にいいプレーができるようになったからね。サービスも動きもよくなった。問題はこれを続けられるかどうかだね。できる限り頑張ってみるよ」

 最後に敗れはしたものの数々の素晴らしいバトルを勝ち抜いて決勝の舞台にたどり着いたマレーは、「信じられないような1週間だった。確かに望んでいた形で終えることはできなかったけど、素晴らしい試合をしていい思い出ができた。ここでまた決勝に戻ることができて、素晴らしい選手とプレーできて最高だったよ」と大会を振り返った。

「僕は彼のプレーを観るのが好きだし、彼はツアーで最高の選手のひとりだ。決勝で彼のようなレベルの選手とふたたび対戦する機会を得られたことは僕にとって素晴らしいことだ。確かに改善すべきことはいくつかあるけど、この1週間とこのステージに戻るためにチームと一緒に取り組んできた努力を誇りに思っている」

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写真◎Getty Images

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