前年準優勝のサカーリが過去3戦全敗だったロジャーズから初勝利で初戦突破「プレッシャーが大きいけど最後のほうまで勝ち残りたい」 [WTAインディアンウェルズ]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第7シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が過去3戦全敗だったシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)に2-6 6-4 6-0で逆転勝利をおさめた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、サカーリはこの試合が初戦だった。

 第1セットを落としたサカーリは第2セットも先にサービスダウンを喫して1-2とリードされたが、直後にブレークバックしたことで形勢を覆し始めた。第5ゲームと第9ゲームで合わせて7つのブレークポイントを凌いで5-4としたサカーリは最終ゲームをラブゲームでブレークしてセットオールに追いつくと、第3セットは1ゲームも落とさず2時間4分で試合を締めくくった。

「このスタジアムは雰囲気やすべてが素晴らしいから私のお気に入りなの。自分からトラブルを引き起こしてしまうことがあるのはわかっているけど、私はそこから学んで成長に繋げているつもりよ。今日のレベルは臨んでいたものからは程遠かったけど、大会を通して日々取り組んでいけばいいだけだから気にしていないわ。この試合で逆転できたことがとても重要だったと思う」とサカーリは試合後のオンコートインタビューで語った。

「私は多くのボールを返してベースラインから堅固なプレーをし、しっかり動けてサービスが決まっているときにベストのテニスができている。正に今日の第2セット終盤と第3セットがそうだったわ。この大会はプレッシャーが大きいけど、何とか最後のほうまで勝ち残りたい」

 サカーリは次のラウンドで、17歳のリンダ・フルビルトバ(チェコ)を4-6 6-4 7-5で破って勝ち上がった第27シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)と対戦する。カリニーナは第3セットで2-5と追い詰められていたが、そこから最後の5ゲームを連取してシードダウンを回避した。

 両者は昨年6月にグラスコートのイーストボーン2回戦で一度顔を合わせており、カリニーナがフルセットで勝っている。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles