好調サバレンカがサカーリを圧倒、決勝は全豪でタイトルを争ったルバキナとのリマッチに [WTAインディアンウェルズ]

写真はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第7シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-2 6-3で退け今季3度目の優勝に王手をかけた。

 サカーリは直近の2試合(2021年と22年のWTAファイナルズ)でサバレンカを倒していたが、この日はサバレンカがストロークの強打で相手を凌駕してサカーリとの対戦成績を5勝3敗とした。強烈なリターンで何度か目覚ましいノータッチエースを奪ったサバレンカは試合を通して21本のウィナーを決め、手にした10度のブレークポイントのうち5つをものにした。

「また決勝に進出できて本当に幸せだし、マリアに勝てて凄くうれしいわ。彼女は素晴らしいファイターで、彼女とに試合はいつもタフになるから」とサバレンカは試合後の記者会見で語った。

「今は調子よくプレーできているけど、いつも同じようにいかないことも理解している。だからこそうまくいかないときでも何とかして勝利を掴めるようにするためにハードワークを積み続けているのよ」

 1月にアデレードとオーストラリアン・オープンでタイトルを獲得したサバレンカは、今季の戦績を17勝1敗とした。トップ10プレーヤーに対するここ6試合で5勝を挙げている彼女は今季にプレーした18試合で5セットしか落としておらず、今季の勝利数で17勝7敗のカロリーヌ・ガルシア(フランス)と並んで女子ツアーのトップに立った。

 サバレンカは決勝で、2連覇を目指していた第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-2 6-2で破って勝ち上がった第10シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。両者の対戦成績は4勝0敗でサバレンカがリードしており、今季は1月にオーストラリアン・オープン決勝で対決してサバレンカが4-6 6-3 6-4で勝っている。

 またルバキナがWTA1000レベルの大会で準決勝以上に勝ち進んだのは今回が初めてなのに対し、サバレンカは同クラスの決勝で過去4戦全勝の戦績を誇っている。

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写真◎Getty Images

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