「今年最高の試合ができた」ルバキナが決勝進出、会心のプレーで前年覇者シフィオンテクから今季2度目の勝利 [WTAインディアンウェルズ]

写真は試合後に握手を交わすエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/左)とイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第10シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-2 6-2で下して今季初優勝に王手をかけた。

 1月のオーストラリアン・オープン4回戦でもシフィオンテクを倒していたルバキナは攻撃的な姿勢とシャープなストロークで試合の主導権を握り、直接対決で2勝1敗と勝ち越した。

 立ち上がりから3ゲームを連取して好スタートを切ったルバキナは相手のサービスゲームを2度破って第1セットを先取すると第2セットも5-0とリードを広げ、5-1からのサービング・フォー・ザ・マッチで初のサービスダウンを喫したが次のゲームをブレークして1時間16分で勝利を決めた。

 シフィオンテクも第2セット1-5の崖っぷちから女王の意地を見せて勝利を意識してかファーストサーブが入らなくなったことに付け込んで2つのマッチポイントを凌いだが、抵抗はそこまでだった。

 会心のプレーに顔をほころばせたルバキナは、「昨日の試合が本当に厳しかったから、今日はこんなにいいプレーができると思っていなかった。自分には失うもがなかったからとにかく楽しもうと思っていたけど、試合は自分の思い通りの展開になったの」と試合後のオンコートインタビューで語った。

「今日は今年最高の試合ができた。今日のテニスには本当に満足しているし、日曜日の決勝でもこのようにプレーできるよう願っているわ」

 ルバキナは決勝で、第7シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-2 6-3で破って勝ち上がった第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。両者の対戦成績は4勝0敗でサバレンカがリードしており、今季は1月にオーストラリアン・オープン決勝で対決してサバレンカが4-6 6-3 6-4で勝っている。

「確かにここまでは彼女(サバレンカ)に負けているけど、オーストラリアン・オープン決勝は接戦だった。もし今日のようなプレーができれば勝つチャンスは十分あると思う」とルバキナは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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