ポタポワが過去2敗のガウフから初勝利で4回戦へ「夢が本当に叶った」 [マイアミ・オープン]

写真はアナスタシア・ポタポワ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月21日~4月2日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第27シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)が第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)に6-7(8) 7-5 6-2で逆転勝利をおさめて16強入りを決めた。

 5-2としながらタイブレークに持ち込まれて第1セットを落としたポタポワは第2セットで3-5とリードされて崖っぷちまで追い込まれたが、そこから4ゲーム連取でセットオールに追いつくと第3セット1-2から最後の5ゲームを連取して2時間32分でキャリア3度目の対トップ10勝利をもぎ取った。

 過去2敗していたガウフに初めて勝った21歳のポタポワは、「とにかく起きたことは気にしないようにして、自分のテニスに集中するようにしたの。相手が何をしようとしているかは考えず、思い切って自分のショットを打ち込もうと考えていた。初めて4回戦に進出できて本当にうれしい。夢が本当に叶ったわ」と試合後にコメントした。

「ここの(蒸し暑い)厳しいコンディションの中でプレーするのは簡単なことじゃないわ。ココは素晴らしいアスリートであり、彼女のフィットネスレベルは高い。最後まで自分が同じレベルを維持できたことに本当に驚いているの。これはフィットネスコーチのおかげね」

 ポタポワは次のラウンドで、第12シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)を5-7 7-6(5) 6-3で破って勝ち上がった第23シードのジェン・チンウェン(中国)と対戦する。ジェンは第3セット0-3の劣勢を覆し、2連敗中だったサムソノワとの対戦成績を2勝2敗とした。両者は先月のドバイ2回戦でも当たるはずだったが、ジェンが腹筋のケガで棄権を余儀なくされていた。彼女はこのケガでインディアンウェルズの出場を断念し、今大会で復帰した。

 ジェンはポタポワと過去2戦して2勝しているが5セット中4セットがタイブレークに突入しており、1月のアデレード予選は3時間半を超える死闘(6-7(3) 7-5 7-6(4))だった。

 そのほかの試合では第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第10シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第20シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)、第24シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第25シードのマルチナ・トレビザン(イタリア)、エリース・メルテンス(ベルギー)がベスト16に進出した。

 シード対決ではペグラが第30シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)との地元勢対決を6-1 7-6(0)で制し、ルバキナが第21シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を3-6 7-5 6-3で倒し、リネッテが第14シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に7-6(3) 2-6 6-4で競り勝ち、オスタペンコが第13シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-2 4-6 6-3で振りきり、メルテンスは第29シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)を6-4 6-3で退けシードダウンを演じた。

 4回戦ではペグラがリネッテと、ルバキナがメルテンスと、オスタペンコはトレビザンと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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