2021年準優勝者シナーがディミトロフを下してルブレフとの4回戦へ「今日のプレーには凄く満足している」 [マイアミ・オープン]

写真は男子シングルス2回戦でのヤニク・シナー(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月2日/賞金総額1015万5105ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第10シードのヤニク・シナー(イタリア)が第21シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-3 6-4で下してベスト16に進出した。

 2月のモンペリエで今季初タイトルを獲得したシナーはここ16試合で14勝を挙げており、前週のインディアンウェルズではカルロス・アルカラス(スペイン)に敗れはしたが4強入りしていた。シナーはアルカラスと昨シーズンに3度対決して2勝しており、ふたりのライバル関係が築かれつつある。

 ディミトロフは第2セットで2度ブレークしたが、セカンドサーブに対するポイント獲得率で大きく上回ったシナーが相手のサービスゲームを5度破って1時間28分で勝利を決めた。

「夜にプレーしたのは初めてだった。リターンゲームが凄くよかったと思う。特にセカンドサーブに対して攻撃的にいこうと思っていたんだ。彼はとても才能があって頭のいい選手だから、今日のプレーには凄く満足しているよ」とシナーは試合後にコメントした。

 同大会にデビューした2021年に5試合を勝ち上がったシナーは、決勝でホベルト・フルカチュ(ポーランド)に敗れはしたがATPマスターズ1000大会で自己最高成績をマークした。昨年は準々決勝に進出したが、フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)との試合を第1セット1-4とリードされた時点で靴擦れによる足のマメを理由に棄権していた。

 今季の戦績を18勝4敗としたシナーは次のラウンドで、第29シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を6-1 6-2で破って勝ち上がった第6シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。

 また月曜日に3回戦を戦う予定だった第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は、対戦相手のアレックス・モルチャン(スロバキア)が左股関節のケガを理由に棄権したため一足早く不戦勝で16強入りが決まった。メドベージェフは4回戦で、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)とカンタン・アリス(フランス)の勝者と顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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