オジェ アリアシムが接戦を制して初戦をクリア「精神的に強くあり続けることがカギだった」 [マイアミ・オープン]

写真はフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月2日/賞金総額1015万5105ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第5シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がチアゴ・モンテーロ(ブラジル)に7-6(5) 7-6(8)で競り勝ちベスト32に進出した。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、オジェ アリアシムはこの試合が初戦だった。

 一度もサービスダウンのなかったこの試合でモンテーロは第1セット4-5からセットポイントを2本凌いだが、タイブレークではオジェ アリアシムが主導権を握った。第2セットのタイブレークでオジェ アリアシムは4度マッチポイントを決め損ねたものの、5度目のチャンスでモンテーロのボレーがサイドアウトとなって試合に終止符が打たれた。

「第1セットを取って少し気分がよくなった。チャンスは何度かあったけど、彼がその都度いいサービスや素晴らしいショットで応戦してきたから僕はポジティブな姿勢を崩さず頑張り続けなければならなかった。とにかく精神的に強くあり続けることが今日のカギだったよ」とオジェ アリアシムは試合後にコメントした。

 オジェ アリアシムは次のラウンドで、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)を6-4 6-4で破って勝ち上がった第25シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。

 ふたりは前週末に終了したインディアンウェルズでも3回戦で対決し、オジェ アリアシムがストレートで勝っている。昨年の同大会で4強入りしたのを契機に躍進を遂げたセルンドロに対し、オジェ アリアシムはATPマスターズ1000では昨年のマドリッドから6大会連続で準々決勝以上に勝ち進むなど安定した戦績を残している。

 この日プレーしたオジェ アリアシム以外のトップ10プレーヤーは第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第8シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が揃って3回戦に駒を進めた。

 そのほかの試合では第12シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)、第14シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、イリ・ラフェチュカ(チェコ)、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、アレックス・モルチャン(スロバキア)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、アドリアン・マナリノ(フランス)、グレゴワール・バレール(フランス)、カンタン・アリス(フランス)、予選勝者のクリスチャン・ガリン(チリ)とクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)が2回戦を突破した。

 第11シードのキャメロン・ノリー(イギリス、第15シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第17シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)、第18シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第19シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、第23シードのダニエル・エバンズ(イギリス)、第27シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)、第28シードの西岡良仁(ミキハウス)、第32シードのベン・シェルトン(アメリカ)は初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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