メドベージェフが親友ハチャノフを倒して5大会連続決勝進出「自分を信じてベストを尽くすだけ」 [マイアミ・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月22日~4月2日/賞金総額1015万5105ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が同胞で長年の友人でもある第14シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を7-6(5) 3-6 6-3で振りきり今季4勝目に王手をかけた。

 ジュニア時代からハチャノフと切磋琢磨し合ってきたメドベージェフは、プロ大会での直接対決の対戦成績を4勝1敗とした。ふたりはよく一緒に練習しており、ハチャノフは前日に「僕たちは練習のときも競争し合っているんだ。今回はそれが公式戦というだけだ」と笑顔で話していた。

 2月から3月にかけて3大会連続(ロッテルダム、ドーハ、ドバイ)でタイトルを獲得したあとインディアンウェルズで準優勝を飾ったメドベージェフは5大会連続となる決勝進出を決めたことについて聞かれ、「2019年に6大会連続で決勝に進出したことがあったと思う。だからまだ余地があるよ」とジョークを交えて答えた。

「このあとに続くのがクレーシーズンというのが残念だ。でもトライはするよ。ここまでの結果には本当に満足しているけど、まだ終わっていない。日曜日の決勝では勝つためにベストを尽くさなければならない」

 メドベージェフは決勝で、『サンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)』と2連覇を目指していた第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-7(4) 6-4 6-2で破って勝ち上がった第10シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。

 自分の試合が終わった時点でどちらが次の相手になるか知らなかったメドベージェフは、「僕は自分を信じなければならない。自分にはビッグタイトルを獲得できる力があることはわかっている。自分がいいプレーをすれば誰にだって勝てるということを知っている。今のカルロスは絶好調だけど、100試合連続で勝つことはできない。いつか誰かが止めるだろう。それは今日のシナーかもしれないし、日曜日の僕かもしれない。ひょっとしたら次の大会の誰かもしれないけどね」と決勝への抱負を語っていた。

「とにかく自分を信じてベストを尽くすだけだ。(ナイトセッションで行われる)彼らの試合を楽しみ、勝ったほうと戦うための準備をするよ」

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写真◎Getty Images

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