前年準優勝のジャバーが3回戦を突破、カリンスカヤはWTA500大会で初の8強入り [WTAチャールストン]

写真はオンス・ジャバー(チュニジア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「クレジット・ワン・チャールストン・オープン」(WTA500/アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン/4月3~9日/賞金総額78万637ドル/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、第2シードのオンス・ジャバー(チュニジア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキャロライン・ドラハイド(アメリカ)を6-3 7-5で退け8強入りを決めた。

 オープニングゲームでサービスダウンを喫した直後から5ゲームを連取してワンブレーク差で第1セットを先取したジャバーは第2セットで0-3とリードを許したが、第7ゲームでブレークバックに成功すると5-5からもう一度相手のサービスゲームを破って1時間21分で勝利を決めた。

 膝のケガもあって苦戦が続いていたジャバーが2試合連続で勝ったのは、今季開幕戦のひとつとなる1月のアデレード以来となる。

「ほんの数ポイントで違う結果になっていたかもしれなかった。キャロラインのような選手が相手の場合、サービスゲームを落としたくないものよ。彼女はブレークするのがとても難しい選手だから。少しイライラしてしまったけど、自分と対話して集中し直してリターンのリズムを見つけることができたの」とジャバーは試合を振り返った。

「もっと悪い方向に向かってもおかしくなかったけど、有難いことに私は踏みとどまって集中力を取り戻すことができたわ」

 前年の準優勝者でもあるジャバーは次のラウンドで、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)と対戦する。カリンスカヤは第6シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を6-4 7-6(5)で倒し、WTA500大会で初めて準々決勝進出を果たした。

 そのほかの試合では第1シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第3シードのダリア・カサキナ(ロシア)、ディフェンディング・チャンピオンで第4シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)、第7シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第9シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、第12シードのパウラ・バドーサ(スペイン)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。

 シード対決ではペグラが第15シードのイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)に7-5 4-6 6-4で競り勝ち、キーズは第8シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-2 3-6 6-1で振りきった。

 準々決勝ではペグラがバドーサと、カサキナがキーズと、ベンチッチはアレクサンドロワと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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