前年覇者マリアが2年連続決勝進出、NCAAチャンピオンのスターンズはツアー初優勝に王手 [WTAボゴタ]
WTAツアー公式戦「コルサニタス・カップ」(WTA250/コロンビア・ボゴタ/4月3~9日/賞金総額25万9303ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝が行われ、35歳のタチアナ・マリア(ドイツ)と21歳のペイトン・スターンズ(アメリカ)がタイトルをかけて初対決することになった。
ディフェンディング・チャンピオンで第2シードのマリアがスペシャル・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)での出場ながら勝ち上がってきた世界ランク817位のフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス)を6-3 6-4で退け、スターンズは第4シードのカミラ・ラヒモワ(ロシア)に3-6 6-2 6-2で逆転勝利をおさめた。
2021年8月に2度目の産休を経て復帰したマリアは昨年の同大会で予選から勝ち上がり、決勝で同じ予選勝者のラウラ・ピゴッシ(ブラジル)を6-3 4-6 6-2で倒して2018年6月のマヨルカ(WTAインターナショナル/グラスコート)以来となるツアー2勝目を挙げていた。決勝を世界ランク200位以下の選手同士で戦ったのは、女子ツアー史上初の出来事だった。
テキサス大学オースティン校でプレーしていた昨年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスでタイトルを獲得した実績を持つスターンズは、WTAツアーでは3月のオースティン(WTA250/ハードコート)で8強入りしたのがこれまでの最高成績だった。
同日にはダブルスの準決勝と決勝が行われ、イリーナ・クロマキワ(ロシア)/イリナ・シマノビッチ(ベラルーシ)が決勝でオクサーナ・カラシニコワ(ジョージア)/カタジーナ・ピテール(ポーランド)を6-1 3-6 [10-6]で下して優勝を飾った。
写真◎Getty Images
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