19歳ルーネがメドベージェフを倒して4強入り、シナーはムゼッティとのイタリア勢対決を制す [モンテカルロ・マスターズ]

写真はホルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月9~16日/賞金総額622万8295ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第6シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)が第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-3 6-4で下してベスト4進出を決めた。

 試合を通して落ち着きを保ったルーネは正確かつ鋭いストロークでメドベージェフを振り回してラリーの主導権を握り、手にした5つのブレークポイントのうち3本をものにして1時間17分で勝利を決めた。

「もちろん簡単ではなかった。ダニールと対戦するのは常に難しい。実際に公式戦で彼と対戦するのはこれが初めてだったけど、僕たちは何度も一緒に練習していたんだ。僕は彼が成し遂げたすべてのことに大きな敬意を払っている。彼の勢いを止めるのは大変だったけど、何とかやり遂げることができてうれしいよ」とルーネは試合後にコメントした。

 19歳のルーネは次のラウンドで、第16シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)との同胞対決を6-2 6-2で制して勝ち上がった第7シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。

 自分の試合が終わった時点でルーネは次の相手がどちらになるか知らなかったが、「相手が誰だろうと素晴らしい試合になるだろう。ふたりとも新進気鋭の若いプレーヤーだ。彼らはふたりとも既にトッププレーヤーだから、新進気鋭とは言えないかもしれないけどね。ロレンツォは昨日ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対して素晴らしい勝利をおさめたし、シナーも調子がいいから厳しい試合になることを覚悟しているよ」と次戦を見据えた。

 もうひとつの準決勝は、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)とテイラー・フリッツ(アメリカ)の顔合わせとなった。第5シードのルブレフが予選勝者のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)を6-1 7-6(5)で振りきり、第8シードのフリッツ大会3連覇を目指していた第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-2 6-4で退けた。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles