2連覇を目指すアルカラスがベスト4に進出、シナーは体調不良で棄権 [バルセロナ・オープン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「バルセロナ・オープン・バンコサバデル」(ATP500/スペイン・カタルーニャ州バルセロナ/4月18~24日/賞金総額280万2580ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第10シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)との地元勢対決を7-6(5) 6-4で制してベスト4に進出した。

 一進一退の第1セットをタイブレークの末に先取したアルカラスは第2セット3-1とリードした直後にブレークバックを許したが、5-4からもう一度相手のサービスゲームを破って2時間10分で試合を締めくくった。

「本当にタフな試合だった。かなりいいスタートを切って5-4でサービスを迎えたけど、そこをキープすることができなかった。少し急ぎ過ぎて、いろんなことを考えてしまった。(第1セットを取ったあと)僕は自分自身にポジティブなことを言い聞かせ、長いラリーをする中でしっかり踏ん張ってより心地よくプレーしようと心掛けていたんだ」とアルカラスは試合を振り返った。

 2016年から3連覇を達成したラファエル・ナダル(スペイン)となる大会連覇にあと2勝と迫ったアルカラスは次のラウンドで、第15シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を2-6 7-5 6-3で破って勝ち上がった第12シードのダニエル・エバンズ(イギリス)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、ステファノス・チチパス(ギリシャ)とロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)の顔合わせとなった。第2シードのチチパスが第8シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-3 6-2で下し、第9シードのムゼッティは第4シードのヤニク・シナー(イタリア)が体調不良を理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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