サバレンカがマイアミで敗れたシルステアに雪辱して3回戦へ「私にとって非常に重要なこと」 [マドリッド・オープン]
WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額765万2174ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がソラナ・シルステア(ルーマニア)を6-4 6-3で倒してベスト32に進出した。
シード勢は1回戦がBYEで免除されており、サバレンカはこの試合が初戦だった。3-4から3ゲームを連取して第1セットを先取したサバレンカは、第2セット5-3からこの日5度目のブレークに成功して1時間22分で勝利を決めた。
3月にマイアミの準々決勝でシルステアに4-6 4-6で敗れていたサバレンカは、早くもそのときの借りを返した。
「素晴らしい試合だった。シュツットガルトからここに来て、まだセンタコートでは打っていなかったの。特にごく最近負けていた相手だっただけに、勝つことができて本当にうれしいわ。それは私にとって非常に重要なことだった。集中して何があってもすべてのポイントでファイトすることができたから満足している」とサバレンカは試合を振り返った。
2021年シーズンにクレーコートで好調だったサバレンカはシュツットガルトの決勝でアシュリー・バーティ(オーストラリア)に敗れたが、マドリッドでは決勝でバーティを6-0 3-6 6-4で下して優勝を飾っていた。
「大きな意味があったわ。私は自分自身と他の皆に自分がクレーコートでもいいプレーができるということを証明して見せた。だからあれは非常に重要な勝利だったの。あれから私はクレーコートで自分を強く信じられるようになったのよ」とサバレンカは回顧した。彼女はそのあとクレーコート大会で2度決勝に進出したが、いずれもイガ・シフィオンテク(ポーランド)に敗れている。
前週のシュツットガルトでも決勝でシフィオンテクにストレート負けを喫したが、「もちろんまた決勝で負けたからがっかりしたわ。でも間違いなく自信と信念が強くなった。いいフィーリングで大会を終えることができたと思っている」とサバレンカは前向きに受け止めていた。
サバレンカは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したカミラ・オソリオ(コロンビア)と対戦する。オソリオは大会初出場ながら、第32シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)を3-6 6-4 6-3で破る番狂わせを演じて勝ち上がった。
この日初戦に臨んだサバレンカ以外のトップ10プレーヤーは第5シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)、第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第9シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が3回戦に駒を進めたが、第10シードのペトラ・クビトバ(チェコ)はユレ・ニーマイヤー(ドイツ)に6-7(9) 1-6で敗れた。
そのほかの試合では第14シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、第17シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)、第19シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第24シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第26シードのパウラ・バドーサ(スペイン)、第31シードのイリア カメリア・ベグ(ルーマニア)、第33シードのシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)、マヤル・シェリフ(エジプト)、ワイルドカードで出場したレベッカ・マサロバ(スペイン)とミラ・アンドレーワ(ロシア)が2回戦を突破した。
第13シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)が15歳のアンドレーワに6-7(6) 3-6で、第20シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)がマサロバに1-6 6-7(5)で、第30シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)はシェリフに2-6 6-7(3)で敗れてそれぞれ初戦でシードダウンを喫した。
写真◎Getty Images
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