バドーサが接戦を制してジャバーとの2回戦へ [イタリア国際]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~20日/賞金総額357万2618ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦でパウラ・バドーサ(スペイン)が予選勝者のアンナ レナ・フリードサム(ドイツ)に4-6 6-2 7-6(2)で競り勝ち、苦しみながらも第一関門を突破した。

 ワンブレーク差で第1セットを落としたバドーサは第2セットを取り返し、競り合いのままタイブレークに突入した第3セットで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間37分で勝利をもぎ取った。

 現在世界ランク35位ながらふたたび世界のトップレベルに戻りたいと公言しているバドーサは不振の時期を乗り越えてクレーコートのチャールストン辺りから徐々に調子を取り戻し、マドリッドでは当時世界6位のココ・ガウフ(アメリカ)を倒したあと最終的に4回戦マリア・サカーリ(ギリシャ)に敗れはしたが「感覚はよくなってきている」と手応えを口にしていた。

 バドーサは次のラウンドで、第4シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 一方で2017年と18年に同大会で2連覇を達成した実績を持つ元世界3位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は同胞のレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)に4-6 3-6で敗れ、産休から復帰後のツアー初勝利を挙げることはできなかった。彼女は前週のサン マロ(WTA125K/クレーコート)でプレーし、3試合に勝って4強入りしていた。

 また前週にWTA125Kシリーズの大会で優勝を飾ったソラナ・シルステア(ルーマニア)とスローン・スティーブンス(アメリカ)は揃って勝ち上がり、ともに連勝を「6」に伸ばした。レウス(WTA125K/クレーコート)でタイトルを獲得したシルステアがケイティ・ボリネッツ(アメリカ)に2-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、サン マロ覇者のスティーブンスはナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)を6-4 6-1で退けた。

 地元イタリア勢はカミラ・ジョルジ(イタリア)とエリザベッタ・コッチャレット(イタリア)が2回戦に駒を進めたが、ルチア・ブロンゼッティ(イタリア)とサラ・エラーニ(イタリア)、ヌリア・ブランカッチョ(イタリア)、マチルデ・パオレッティ(イタリア)、カミラ・ロザテロ(イタリア)のワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した4人は敗れた。

 そのほかの試合ではユリア・プティンセバ(カザフスタン)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)、クレア・リュー(アメリカ)、アナ・ボグダン(ルーマニア)、アリゼ・コルネ(フランス)、ダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)、ユリア・グラベール(オーストリア)に加え、アンナ・ボンダール(ハンガリー)、マグダレナ・フレッヒ(ポーランド)、カミラ・オソリオ(コロンビア)、エレナ ガブリエラ・ルース(ルーマニア)、テイラー・タウンゼント(アメリカ)の予選勝者5人とアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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