元世界2位コンタベイトがケガから復帰後の初勝利をマーク「何試合かプレーしてどうなるか見たい」 [イタリア国際]

写真はアネット・コンタベイト(エストニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~20日/賞金総額357万2618ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、アネット・コンタベイト(エストニア)がアリシア・パークス(アメリカ)を6-1 6-1で下して好スタートを切った。

 オープニングゲームをブレークされたあと6ゲームを連取して第1セットを先取したコンタベイトは、第2セットでも1ゲームしか落とさず1時間5分で快勝した。

 昨年の秋から背中のケガに苦しんでいたコンタベイトは問題の解決に専念するため2月初頭からツアーを離れていたが、復帰後の初勝利を挙げた。復帰戦だった2週間前のマドリッドでは、1回戦でカロリーナ・ムチョバ(チェコ)に2-6 2-6で敗れていた。

 2021年に女子ツアー最多のマッチ48勝を挙げたコンタベイトは4つのタイトルを獲得してWTAファイナルズ初出場を果たしたばかりか決勝に進出し、ブレイクスルーのシーズンを謳歌した。昨年6月に世界ランク自己最高2位をマークしたコンタベイトは同年10月にタリンで準優勝したあと背中の問題が悪化し、それ以降はツアーで2試合続けて勝つことができず82位で今大会を迎えている。

「飛び跳ねて大喜びし、すべて大丈夫などと言うつもりはないの。まだ1試合が終わっただけだし、何試合かプレーしてどうなるか見てみたいわ」とコンタベイトは試合後にコメントした。

 コンタベイトは次のラウンドで、第16シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日プレーした地元イタリア勢はジャスミン・パオリーニ(イタリア)とワイルドカード(主催者推薦枠)対決でディレッタ・ケルビーニ(イタリア)を7-5 2-6 6-3で倒したリサ・ピガート(イタリア)が2回戦に駒を進めたが、ワイルドカードで出場したルクレツィア・ステファニーニ(イタリア)とダリラ・スピテリ(イタリア)は敗れた。

 そのほかの試合ではアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)、18歳のリンダ・ノスコバ(チェコ)、キャサリン・マクナリー(アメリカ)、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、アンナ・ブリンコワ(ロシア)、ワン・シユ(中国)、ヌリア・パリザス ディアス(スペイン)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、産休後のシングルス初勝利を挙げたバーボラ・ストリコバ(チェコ)が初戦を突破した。

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写真◎Getty Images

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