ケニンがマドリッド優勝者サバレンカを倒す今季最大の勝利で3回戦へ「こちら側にプレッシャーはなかった」 [イタリア国際]

写真は試合後に握手を交わすアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ/右)とソフィア・ケニン(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~20日/賞金総額357万2618ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)がソフィア・ケニン(アメリカ)に6-7(4) 2-6で敗れる波乱が起きた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、サバレンカはこれが2年ぶりの優勝を飾ったマドリッド決勝以来の試合だった。

 サバレンカは2度に渡って先にリードされながら追いついたが、もつれ込んだタイブレークではケニンがふたたび主導権を握って第1セットを先取した。ケニンは第2セット3-2からブレークに成功すると、最後にもう一度相手のサービスゲームを破って1時間38分で今季最大の勝利をもぎ取った。

「言うまでもなく、物凄くうれしいわ。本当にいいプレーができた。このところの彼女(サバレンカ)は素晴らしい戦績を残して素晴らしいシーズンを送っていたから、こちら側にはあまりプレッシャーがなかった。自分はアンダードッグだと思っていたから、それをアドバンテージにしようとしたの。勝つためには最高のテニスをしなければならなかった」とオーストラリアン・オープン優勝経験者同士の対決を制したケニンは試合後にコメントした。

「この勝利は大きな自信になる。それを次の試合にも繋げていきたいわ」

 ケニンは次のラウンドで、アンナ・ブリンコワ(ロシア)を6-2 6-2で破って勝ち上がった第30シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)と対戦する。

 この日初戦に臨んだサバレンカ以外のトップ10プレーヤーは第5シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)と第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)が3回戦に駒を進めたが、第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)は予選勝者のテイラー・タウンゼント(アメリカ)に2-6 6-3 3-6で敗れた。

 そのほかの試合では第11シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)、第12シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、第14シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、第17シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)、第19シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、第22シードのジェン・チンウェン(中国)、第23シードのアナスタシア・ポタポワ(ロシア)、第27シードのマリー・ブーズコバ(チェコ)、ワン・シユ(中国)、予選勝者のアンナ・ボンダール(ハンガリー)とカミラ・オソリオ(コロンビア)が2回戦を突破した。

 第13シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がボンダールに6-7(5) 2-6で、第29シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)がオソリオに4-6 2-6で、第31シードのイリア カメリア・ベグ(ルーマニア)はワンに4-6 5-7で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles