モンフィスが左手首のケガでルーネとの2回戦を棄権「失望という言葉では言い表せない」 [フレンチ・オープン]

写真は観客席から妻であるエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)の試合を見守るガエル・モンフィス(フランス)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で第6シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)と対戦する予定だったガエル・モンフィス(フランス)が、手首のケガを理由に棄権することを発表した。

 モンフィスは火曜日のセンターコート最終試合で初戦を戦い、第5セット0-4から挽回してセバスチャン・バエス(アルゼンチン)を3-6 6-3 7-5 1-6 7-5で倒す劇的な勝利で母国の観客たちを熱狂させていた。

 その翌日の夜遅くに棄権の意思を表明したモンフィスは、「実は体調面では問題ない。今朝はとても幸せだった。とても気持ちよく起きれたけど、手首に解決できない問題があったんだ。試合中というか、試合を通して(手首の問題を)感じていた」と記者会見で明かした。

「ドクターからこのようなケガを抱えたままプレーするのはよくないと言われたんだ。実は昨日もかなりリスクがあったんだけど、今日は絶対にやめるべきだと言われたよ」

 ケガは左手首のTFCC(三角繊維軟骨複合体)の部分的裂傷で、モンフィスは「完全に切れていたらより深刻だけど、部分的なものだ。離脱期間がどれくらいになるかまだわからないけど、ドクターはグラスコートシーズンでプレーできるよう願っていると言っていた」と説明した。

 短い記者会見の間にあまり感情を見せなかったモンフィスだが、「あまり顔に出していないけど、これは失望という言葉では言い表せない。あと何回ロラン・ギャロスに出られるか? 答えることはできない。棄権しなければならないことを30分前に知ったんだ。今はまだこの事実を受け入れようとしているところなんだよ」という言葉にその苦しい心境を滲ませた。

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写真◎Getty Images

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