シフィオンテクが前年決勝リマッチにふたたび勝利し準決勝へ「競った試合ができてよかった」 [フレンチ・オープン]

写真は前年決勝のリマッチにふたたび勝利し4強入りを決めたイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)を6-4 6-2で退けベスト4に進出した。

 序盤で使っていたラリーの中にムーンボールを混ぜて相手を押し下げてドロップショットを使うガウフの作戦は、ある程度機能しているように見えた。ガウフは先にサービスダウンを喫しながら直ちに追いつく強い気持ちを見せたが、4-5からの重要な局面でミスが早くなってふたたびブレークされて第1セットを手渡してしまった。

 ガウフは第2セットでも2-3から簡単にサービスゲームを落とし、相手を脅かすことができないまま1時間28分で試合を終えた。

 ふたりはこれが7度目の対決だったが、シフィオンテクが一度もセットを落とすことなく全勝をキープした。ロラン・ギャロスでの連勝を「12」に伸ばしたシフィオンテクは、同大会での戦績を26勝2敗とした。

「特に第1セットは簡単ではなかった。本当に競っていたけど、それにしっかり対処してこの試合に勝つことができて本当によかったわ」とシフィオンテクは試合後にコメントした。

「ふたたびロラン・ギャロスの準決勝に進出できてうれしい。大会がどのように終わろうと素晴らしい成果だと思う。毎年ここで安定したプレーを見せ、いいプレーができて満足している」

 ディフェンディング・チャンピオンのシフィオンテクは準決勝で、第7シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を3-6 7-6(5) 6-1で破って勝ち上がった第14シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)と対戦する。ふたりは昨年8月にトロントの3回戦で一度対決したことがあり、そのときはアダッド マイアが6-4 3-6 7-5で勝っている。

「言うまでもなく、彼女(アダッド マイア)はファイターよ。今日も彼女は最後のボールまで戦う闘志を見せ、それが報われた。自分がリードしていると感じているときでも(反撃に対する)準備ができていなければならない。すべてのポイントを100%でプレーする必要があるわ」とシフィオンテクは次戦を見据えた。

「(試合が木曜日に行われるため連戦になることについては)シーズンの中では毎日プレーしなければならない大会がたくさんあるわ。今日は競った試合ができてよかったと思っているの。とにかく明日の試合に向けてしっかり準備を整えるつもりよ」

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写真◎Getty Images

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