ルードが2年連続決勝進出、ズベレフを圧倒 [フレンチ・オープン]

写真はキャスパー・ルード(ノルウェー)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が第22シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 6-4 6-0で退けグランドスラム初タイトルにあと1勝と迫った。試合時間は2時間9分。

 四大大会でルードが準決勝を戦ったのはキャリア3度目だったが、3連勝を飾った。

 ロラン・ギャロスに7年連続出場(2017年の予選敗退を含む)となる24歳のルードは昨年の大会で決勝に進出し、ラファエル・ナダル(スペイン)に3-6 3-6 0-6で敗れはしたがグランドスラ自己最高の準優勝をマーク。同年にはUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でも決勝の舞台に辿り着いたが、カルロス・アルカラス(スペイン)に阻まれた。

 この結果でルードは、ズベレフとの対戦成績との対戦成績を2勝2敗のタイに追いついた。昨年は3月にマイアミ(ATP1000/ハードコート)の準々決勝で顔を合わせ、ルードが6-3 1-6 6-3で勝っていた。

 今大会でのルードは1回戦で予選勝者のエリアス・イーメル(スウェーデン)を6-4 6-3 6-2で、2回戦でジュリオ・ゼッピエーリ(イタリア)を6-3 6-2 4-6 7-5で、3回戦でジャン・ジジェン(中国)を4-6 6-4 6-1 6-4で、4回戦でニコラス・ジャリー(チリ)を7-6(3) 7-5 7-5で、準々決勝では第6シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)を6-1 6-2 3-6 6-3で破って4強入りを決めていた。

 ルードは最終ラウンドで、第3シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準決勝で、第1シードのアルカラスを6-3 5-7 6-1 6-1で下して勝ち上がった。

 24歳のズベレフは接戦を繰り広げたナダルに対する昨年の準決勝で第2セット終盤に足首を捻るアクシデントで棄権を強いられ長期離脱を余儀なくされたが、復帰後に思うように勝てない期間を過ごしながらも1年後にふたたび同じ舞台に戻ってきた。

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写真◎Getty Images

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