地元ドイツでシングルスのツアー初優勝を目指すストルフがティアフォーに対する決勝へ [ATPシュツットガルト]

写真はヤン レナード・ストルフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月12~18日/賞金総額79万5730ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)が予選から勝ち上がってきたマートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-3 7-6(11)で振りきり今季2勝目に王手をかけた。

 試合を通して一度もブレークポイントに直面しなかったティアフォーは第4ゲームで相手のサービスゲームを破って第1セットを先取すると、大接戦となった第2セットのタイブレークで6つのセットポイントを凌いだ末に1時間37分で勝利を決めた。

「堅実なプレーができたと思う。芝は好きなサーフェスのひとつなんだ。ここで何試合かプレーできるのはいいことだよ」とティアフォーは試合後にコメントした。

 ティアフォーは決勝で、第4シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を3-6 6-3 6-3で破って勝ち上がったヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦する。ストルフは次の試合に勝てば、大会後に更新される世界ランクで初めてトップ20入りすることができる。

 昨年3月にマイアミの1回戦で右足を負傷したストルフは一時世界ランクを160位以下まで落としたが、今季は5月のマドリッドでラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)としての出場ながら決勝に進出するなど完全復活のシーズンを謳歌している。

「凄くうれしい。フビ(フルカチュ愛称)は昨年のハレで優勝している優れたグラスコートプレーヤーだから、かなりいいプレーをしなければならないと思っていた。彼はいいスタートを切ったけど、僕は何とか(勝利への)道を見つけ出した。勝つことができて本当によかったよ」とシングルスでのツアー初優勝を目指す地元ドイツのストルフは試合を振り返った。

「今日も会場の雰囲気は素晴らしかった。キャリア3度目、ドイツでは2度目の決勝に進出するためにこの応援は非常に重要だった。ドイツで初めて決勝に進出したのはコロナ禍で無観客の(2021年)ミュンヘンだったから、今日は家族がいてくれて本当に幸せだ」

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写真◎Getty Images

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