昨年10月以来の復帰戦に臨んだキリオスは初戦敗退 [ATPシュツットガルト]

写真はニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ボス・オープン」(ATP250/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/6月12~18日/賞金総額79万5730ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、昨年10月以来の復帰戦に臨んだ第8シードのニック・キリオス(オーストラリア)はウー・イービン(中国)に5-7 3-6で敗れた。

 オープニングゲームで走りながら見事なフォアハンドを決めてブレークポイントをセーブしたウーは第12ゲームで相手のサービスゲームを破って第1セットを先取すると、キリオスが目に見えて動きに問題を抱えているようになっていく中で第2セット4-3からふたたびブレークしてトップ30の選手に対するキャリア3度目の勝利を決めた。

「最後にグラスコートでプレーしたのはまだジュニアだった2017年だったから6年ぶりだ。1回戦でニックと対戦することができて本当にうれしかったよ。彼はグラスコートでベストプレーヤーのひとりだ。サービスがよく、何度もエースを決められた。カギになったのは冷静さを保ち、我慢強く戦って勝利への道を見つけることだった。結果には満足している」とウーは試合後にコメントした。

 1月に左外側半月板の裂傷を修復する手術を受けて回復に努めてきたキリオスは序盤からフィジカル的に苦しんでいるように見えたが、ある時点で「痛みなしに歩くこともできない」と自分のチームに告げていた。

 ウーは次のラウンドで、デニス・シャポバロフ(カナダ)を3-6 6-3 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のマートン・フチョビッチ(ハンガリー)と対戦する。

 そのほかの試合では第5シードのトミー・ポール(アメリカ)、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)、アスラン・カラツェフ(ロシア)、グレゴワール・バレール(フランス)、クリストファー・オコネル(オーストラリア)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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